中国とベトナムと、時々、日本。〜中国編〜
今回のメンツの中最も若い大学生は中国の留学生で、大学からこっちなので日本に来て4年弱、というトコロだが日本語はペラペラ。ソレでいてたぶん日本の同年齢の学生よりずっと頭がいい。まぁでも向こうから留学してくるというのだから頭が悪いワケはないが。
鉄鋼関係に就職が決まったという。メーカーだから景気のアップダウンにはあまり左右されないからいい、と一番の年寄り長老は言ってた。でも彼女は給料安い!と連呼してた。自分が中国人だから、、?という被害妄想が入っている。18万8000円なら普通だろ全然。ワタクシからしてみれば、給料以外の保証の部分が大きいんだから文句言うな、という感じなんだがこーいうのは1度辞めてみなきゃ解らない。だいたいまだ実績も上げてないんだから、と諭(さと)すが、まだまだ彼女の中の火はくすぶってるようだ。会社というのは将来どうなるかわからん人に先行投資してるんだよ。表現悪いけど当たりかはずれかてね。まワタクシはジョーカーでしたけど(笑)。
しかし中国人てのはハッキリモノを言う。たしかに彼女にしてみれば外国語をしゃべってるワケだから、極端に分かり易く言えば、教科書にのってる単語そのままの意味を話すしかできない。表現として単純だから聞く方にとってはハッキリしてる、となる。母国語ならもっと複雑なニュアンスを含んだ微妙な表現とかもできるというのはあるだろうけど。ソレを差し引いたとしても、中国人は付き合いやすい面もあれば、融通が利かない面もあると思われる。
いわゆる「あいまい」というのは日本人特有なのではなかろうか?ワタクシは他の外国人で聞いたコトがない。打算的てのはあるだろうけど。ま〜いいやぁ〜、せかせかすんなよぅ〜みたいな時間の流れがスローでアバウトだったり。だからこそ逆にこの日本人の曖昧てのは、持ち味として活かせると思うんだけどね。たぶんその日本人の曖昧さが、様々な日本の文化に染み渡ってるんだと思う。だから正月を祝えばクリスマスも楽しむコトができて、良く言えば多様的な民族なんだと言える。ま、あんまりあいまいなのは悪いとか区別しすぎないで、和と洋のミックスで使い分ければいいと思うね。外国の人と接すると逆に日本の良い面も見えてくる。
メインのタイスキはスープがおいしかった。肉の脂のコクと魚介類のエキスと白菜の甘味が溶け出してる。ちょっとお店特製のたれ(甘すっぱ辛)をかけて、ナンプラーを数滴たらす。タイスキは、日本のすきやきがタイに行ってタイスキという料理になった。シメにご飯とフォーを入れて食べた。鍋の中に仕切りがあるので。