ただいま激動中⑪。
でプライベートの方はというと、とりあえず6月3日〜10日まで父親の故郷に父親と行ってきやす。ばあちゃんはすっかり良くなったらしく、また元の鉄人にもどったみたいだけど、父親としては今回の件ではずみがついてしまったというコトもあるし、もー93才という高齢だからね。一度顔を見てこようと。
父親は「向こうで生活」の計画についていろいろ話があるだろうし。ワタクシはワタクシで「もし父親の故郷、北九州で店をやるなら、、」という場合を想定して、向こうでいろいろ動き回りたいと思っている。向こうでやるんだとしたら、たぶん門司か小倉まで出ないとダメだと思うんだけど、いわゆるちょっと賑わってる街を探索するかな。だから行く前に向こうのカフェとか喫茶店とかの情報収集をしたりね。もう20年前の記憶しかないから、だいぶ変わったのかなぁ。向こうの空気をいっぱい吸いこんで肌で感じてこないと。できそうなのかどーなのか1週間で見極めてくるつもり。
「向こうでやる」以外にもいくつか考えられるんだけど、例えば向こうの親戚兄弟が作ってる野菜や米を東京の店に仕入れる、という考えもある。考えは流動的だから日に日に変わるんだけど、向こうで作ってる農作物を仕入れて、ソレを使った料理の提供てのはやっぱりやり方として素直でストレートだと思うし。せっかく身内にそういう人がいるんだから活用しないとね。
言葉悪いけどいわゆる「他人のフンドシ」じゃない?身内でもさ、ワタクシからして見れば。でも他人のフンドシていうけど、そのフンドシはもう世間に出まわって評価されてるモノだから、話をつけてソレを使えるなら活用した方がいいのかなぁ、と思ってる。ワタクシの中には「世間に出まわって評価されてるモノ」はまだ何もないんだし。だったら開業当初はそういうモノの力で自分を引っ張ってもらえば、そうしてる内に自分の作り出すモノゴトもすこしづつ評価されていって浸透してけばいいよな、と思ってる。
最寄りの駅前でよく学生がアコギ持ってじゃかじゃかやってるんだけど、なごり雪とかやるんすよ。そうするとその『なごり雪』を当時リアルタイムで聴いてた世代らしい人が懐かしがって聞き入ってたりする。そういう世代にとっては当時を懐かしむ曲であり、今の若者には新鮮な曲。そんな曲を8割がたやってから、自分らのオリジナルを2割ぐらい混ぜてやってみる。はじめはそんな感じでいい、と思ったな。たぶんバンドとかやる人もはじめはカヴァーが多いんだと思う。まーもちろんその時点でオリジナル曲少ない、てのはあるだろけど。いきなりオリジナル全開でもよっぽど良くない限り浮きまくりだろし。そんな風に「他人のフンドシ」ではあるけど、その選曲群で自分らはこんな音楽が好きです・やりたいですてのを表現して。で受け入れられるようだったら、じょじょにオリジナルの幅を広げていくみたいな。あせらずに反応を見ながらゆっくり自分を浸透させていくみたいな、そんな感じで。
話ソレたけど、例えば規格外の農作物とかあるでしょ?コレは形悪くて市場には出せないな〜ていう。そういうのをお店にまわしてもらうとかね。形を気にしない料理に使えばいいし。まぁドレだけの量があるのかとか、基本的に野菜つっても何つくってるのかすらワカンナイんだから(笑)、その辺をいろいろ話聞いてみようと。いろんなケースを想定してね。