店舗起業支援塾 最終回の最終回。
発表を終えやっとホッと一息ついたトコロで、この教室と、もう来るコトはないかなというこの大学に別れを告げ、皆で『橘』というなかなか縁起のいい店名(笑)の飲み屋でお別れ会。宴の始まり始まり〜。
ここで会った人たちというのはホントに多種多様で、まーワタクシも彼らからすればその「多種多様」側の1人ではあったのだけれども、この講座のメイン的な先生は、この講座の「総合司会」という立ち位置で、自分の人脈つながりで様々な職業の人をゲストに招いてはタメになる話・ならない話を聞いた。先生自身の話といえば、普段の授業の話も面白いのではあるが、ソレは公にできる範囲の話、なのでこゆ飲み会などオフレコの場じゃないと、裏街道のダークな話が聞けない。そのタマに聞けるダークな話を聞くのが楽しみだった。人のいろんな面や事柄を目にしてるから、表も裏も酸いも甘いもよく知ってるからこゆ「先生」ができるワケで、この人はたぶんまだまだ情報をたくさん持ってるはずだ。この場で誰かが「詐欺師だ!」と例えて言って、みんなミョーに納得していた(笑)。でもそのくらいじゃないとフリーでいられないのだとも思う。先生も何年か前に脱サラをして独立したのだが、その詐欺師的オーラは彼のサバイバル術、生きるスベなのだと思う。でもにくめないのは、彼の人脈の豊富さからうかがいしれる。
あと毎回事務局の人がいらしていたのだが、この人はワタクシの1.5倍以上も歳をとったいわゆるオッサンなのだけど、毎回教室に入るたびに受付に座ってニコニコ笑顔を振りまいていて、その笑顔を見るのが密かに楽しみだった。笑顔が似合う人ているよね。他の先生方に比べて、人間的にも最もまともそうで、非常に筋の通った話をされる方なので、1度でいいからこの人が教壇にたった授業てのを見たかったなぁ、と。この人は先生ではないんだけどね、ある会社の取締役という肩書きをお持ちで、いろんな意味で先輩なワケだし。
ココで良かった点てのは、受講生のみなさんソレなりの地位についてたり肩書きを持ってたりする人も多いんだけど、そゆコトや歳も一切関係なく学生たちもみんな横一列で話ができるトコにあった。ある意味治外法権。普段は部下にエラそぶる立場の人でも、そーいったヨロイを脱ぎ捨てるコトができ、会社に勤めてるとおおっぴらに独立起業なんて話は誰にもできないから、こーいう場で普段考えてるコトがおおっぴらに話せる、そんな場。学生は学生でたぶん友達の会話ではそんなに盛りあがらないまじめなお題。照れがある。でもココなら想いは違えどみんな志は1つなので、照れもなく真剣に自分の夢を語れ、ソレゾレのテンションが相乗効果を起こす。なんで世界がこうじゃないんだろ?とふと思ったりしたコトもあった。逆に誰が今の世界(社会)にしたんだろうと。
みなさん、夢を照れるコトなく語りましょう。有言実行?誰が言ったそんな言葉。生きてるうちに実行すれば何十年かかろうが有言実行だ。そんな言葉に振りまわされずに、あきらめないで続けていくコトの方がよっぽど素晴らしいコトだと思う。どうぞ、あなたのペースで進んでいってください。
起業するには何が一番必要か?という問いに答えてくれた人は一様に「勇気」だという。みんな考える。考えはする。でもソコで一歩踏み出すか、踏み出さないかである。準備万端100%でさぁ起業!とはいかないらしい。70%もあれば飛び出せ!とのコトである。独立とは文字通り「独りで立つ」。孤独である。自分の目の前は「未知」で、歩いた後が「道」になる。自分が丹精こめてこさえた地図を見つつ、まだ見ぬ先を見ながらも、常に自分の足下も見なければならない。首を常に上下上下カクンカクン動かしてなければならない。独立というのは、まわりに対して自分が置かれてる位置というモノを常に確認しなければならない。人からすればちょっと過剰なくらいにまわりを見て、自分の中を見つめる必要があると思う。ソレは起業してからもずっと続くのだ。見ながら歩いて、修整しては歩く。独立起業てそういうコトなのカモしれない。