後継者問題。
いや〜昨日は揺れたね。丁度セミナー中にグラグラっときて。2,3分揺れてた。やっぱり震源地浅かったな。
というワケであるトコで開業のセミナーを受けてきた。でも話は「本題」ではなくいきなり横道にソレるんだなコレが。
なんかねードコも後継者に悩んでるみたいだね。別にそーハッキリ言ってるワケじゃないんだけどさ。結局セミナーの先生ていうのは業界の最先端を走っている人だから、あまりに先の方を走ってて誰も後を継げない、という感じがしたな。データの蓄積とかがモノをいう世界だし、おそらくホトンドは感覚の部分が大きな割合を占めてる世界。その感覚の部分は「教える」というコトがもはやできない。センスの問題。先生とおんなじように「感じる」コトができるのか。
今はちょうどその「感覚」の部分を世界的に共有できるように、基準を作ってる最中なんだそうだ。よくワインでなんだかコムズカしい表現する。あの表現てのはソムリエの間では例えば柑橘系のフルーティーなナンタラカンタラ、と言えば「あー、そーいうワインね」と感覚を共有するコトができる。そーいうコトバづくりとか。今やっと始まったばっかしだから、ソレができないと下のスタッフたちに伝えるのはムズカしい。こーいうのって非常にモドカしいんだよね。自分じゃ分かってるのに。
で年齢的なモノもある。先生はたぶん50半ばぐらい。先生のスタッフらはというと上の人でも30前半ぐらいじゃなかろか。すると20ぐらい差があるワケで、何でこーいうコトを言うのかというと、実はバイト先も似たような状況なのだ。
チーフが50でその下のいわゆるセカンドにあたるのが30。20才の差がある。そーすると50の人はなかなか30の人をまるまる信頼できないんダナ。まだ信頼するに足る器が、その30には無いというか。コレが間に40代の人が1人いるとだいぶ違うんだと思う。2トップ体制、という感じで50のチーフは40の人にいろいろ話せるし、30も40にいろいろ話せる。別にチーフとセカンドが不仲とかいうワケではなく、精神的な問題として。だから今負担がチーフに全部かかってるという状態。
先生いわく、自分がオーナーやめたら確実にツブれるだろう、と言っていた。結局そーいうコトなのだ。ツブれはしなくても確実にレベルは下がる。コイツなら任せられる、という人がいない。[]先生のトコについて別に誰が悪いとかいうコトではない。コレはある意味「人との巡り合わせ」というか。だからこーいうセミナーとかでオープンにしていって、布教活動とでもいうか、少しでも種をまくコトをしているんだと思う。
そー考えると以前勤めてた会社は社長の下にもう1つの頭脳、というか社長が頼りにしてる人がいて、ワタクシの先輩がいて、というラインができていた。やっぱコレは恵まれてたコトなんだろうな、と思った。後継者問題、というコトのみにおいてだけどね。