アニメ『3月のライオン』第2シリーズ第4話を観て。
友達をかばったばかりにいじめにあうひなちゃん。いじめられてた友達は引っ越してしまい、コレから学校でひとりぼっちになると。零はひなちゃんに「僕は君を守る」と言う。図書館で零は、ひなちゃんが好きなモノ「和菓子」の本をひなちゃんに差し出す。
友達と言うのは何も「人」に限ったコトではない。人の場合は「友人」だが、ソレがモノやコト、「友物」「友事」だって十分友達に成りえる。
猫なら「友猫」、犬なら「友犬」、歌なら「友歌」、本なら「友本」、絵なら「友絵」、花なら「友花」、木なら「友木」、山なら「友山」、海なら「友海」、空なら「友空」、場所なら「友場」、、。
「守る」というのは何も直接的に手をくだすだけが「守る」ではない。ひなちゃんの「ひなちゃんらしさ」を失わないようにと、零は自分の思いをひなちゃんの好きな和菓子の本に託した。「あなたがあなたでいられるように」。あなたがあなたでいられる場所を作ればいい。零の場合は、ソレが将棋だったのだ。
自分の好きなモノやコトに没頭すれば、傷口を癒すだけでなく、ソコから何かしらの現状を打開できるヒントやきっかけや気づきを得られるカモしれない。そして自分の見方が変われば、目に映る現実も姿を変えるカモしれない。