コレからの日本。
今TVで、鯖江の「紙のように薄い老眼鏡」というのをやってた。衰退した会社や村をもう1度盛り上げるためには、やはり「ブランド化」とか、外部からその会社や村の価値が分かる人、が必要のようだな。内にいると自分トコの価値に気づかないからね。
価値というのは鯖江なら「メガネを作るのが得意」というのが価値だし、他のトコロなら、モノだけじゃなくて他にも自然とかいろんなのがあるだろう。鯖江でいうなら、メガネをつくる技術力と人とノウハウと機械はすでにあるのだから、ソレらはそのまま生かす。あとは売れる製品をデザインするデザイナーの仕事だ。伝統は受け継ぎながら、今の時代性を取り入れ、新しい提案を打ち出した、自分たちの技術力をアピールできる製品をつくる。代々つづく老舗の和菓子屋さんなんかも参考になるだろう。自分たちにしかつくれない、自分たちならではのモノ。今はネットでコストを抑えて宣伝もできる時代だし、瞬時に世界に発信もできる。
生き残り方としてはこういうコトなんだろうな。
グローバル企業の製品も安くていいけど、ソレだけじゃこの国は潤わないし雇用も失う。いわゆる空洞化。シャッター商店街と同じ構図。日本の縮図だな。たぶん大抵のモノゴトがコレに当てはまるんだろう。人件費が安い国で製品を作る企業には勝てないワケだから、値段や品質で二極化、というふうにしかならないんだろう。