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榊いずみ20周年ファイナル『ありがとう!君に会いに行く!』を観た。その4

いずみさんが歌ってる時に、ワタクシが歌える歌ならだいたいはいっしょに歌ってるんだけど、この日の太陽てオリジナルに近かったんだよね。まぁキーが2音か3音か下だとか、イントロのブルースハープをギターで表現してたりとか細かいアレンジはあるにしても、聴いた感じはほぼ原曲。アレンジもいいんだけどさ、やっぱ原曲の力てあるんだなーて思ったな。
用語的に正しい使い方してるかどうか分かんないんだけど、いわゆるAメロまでは別に何とも思わなかったんだよ。あー太陽だ、ぐらいなモンで。で、AメロとBメロの間に間奏が入るんだよ。その間奏の旋律に「風」を感じてさ。風みたいだなぁーなんて思いながら、いい感じで聴いてて。んで次のBメロで、バスドラていうの?低音で「ドッドッドッドッ」て入ってくるんだけど、そぉ〜れが「心臓の鼓動」みたいに思えてさ。したらサビのトコで「もーしも飛ーべたーらー」でグワってドラマチックに音が展開するんだけど、その時にいずみさんのFamiry TreeのPVの映像のイメージがパンっと思い浮かんで。あのPVは寺島進氏と女性のストーリーがあったり、いずみさんがギター弾いてたりていう映像だけど、そうじゃなくて、そういう固有名は排した形で、曲自体も全く関係なくて、1人のとある女の人が川べりを歩いてて、その女の人を包むようにひゅるりと風が吹いて、女の人がその風に何かを感じて振り返って、風が過ぎてく方向と空を見上げる、というそんなイメージで。
ようするに「鼓動」ていうのはワタクシの思い浮かんだイメージでいえば、その女の人の鼓動であって=「生きてる」という象徴の音。そして「風」ていうのは目には見えないモノでしょ。今はいない、生きてるか死んでるか分からないけど、今は目の前にはいなくて、というよりソレが人とも限らずに、時間だったりもするワケだよ。過ぎ去った時間とかそういうのも全てひっくるめたモノ=風。ソレが何かは歌を聴く人ソレゾレだけどね。その過ぎ去った時間が人か分からないけど、ソレが空に吸い込まれていくようなね。
今ここに生きてる、生の側にいる自分が低音のドッドッドッドッで表されてて、間奏の風を感じさせるような旋律が女の人の過ぎ去った、また遠くはなれてしまったモノへの想いを表してる。ちょっとうまく書けないんだけど、そんな解釈をした。そうしたらなんだかモノ凄く歌が胸に迫ってきちゃって。この「鼓動」と「風」ていうキーワードで、太陽に対する見方がまた変わってきちゃったんだよな。そうすると、楽器とか音の構成もよく考えられてるなぁーとか思ったり、歌詞もなんだかイメージの女の人の心理ていうのか。ようするに自分の行動とかの歌詞の時は低音のドッドッが入ってるし、今は見えないモノ過ぎ去ったモノへの想いの時(サビ)は低音は聴こえなくてドラマチックに空間的な広がりを感じる音で。低音のドッドッも普段の我々の心臓の鼓動より早いワケだよ。BPMていうの?ビートパーミニッツの略でしょ?ビートだからね、やっぱ脈打つ鼓動なんだよ。その早い鼓動=ドキドキしてるような。過ぎ去った人か時間か、そのコトを自分が生活してる日常でも密かに思い続けてる。その想いが鼓動を早くする。その鼓動の早さに、太陽を聴いてるワタクシらが同調しようするから、なんだかキュンとするんだよ、この歌を聴くと。
そういう解釈で考えると、カラーボトルが太陽をああいうふうに聴いてカバーしたのもうなずけるし、いずみさんのまんまるも太陽みたいだよな、と思ったり。アレもワタクシ的解釈なら、イントロは鼓動だからさ。
鼓動(低音のドッドッ)=内なる音、自分、生きてる、現実
風(間奏)=過ぎ去った時間、今はもういない人
しかも先に書いたよにキーが何音か下で、いずみさんが歌いづらいから下げてるだけなんだろうけど、逆に良い効果が生まれてるんだよ。より「過去らしさ」が出てるというか「過ぎ去った感」を感じるんだよ。郷愁というかさ、昔の焦がれた想いを今でもなお大事に抱いている、みたいな。優しく慈しむような。ずいぶん年月が経ってやっと距離を置けて振り返られるような。
伝わるかなー?どーかなー?もっと上手いコト説明できればいいんだけど。だからね、風呂に入りながら歌ったりとかして、その余韻を味わってたから『AG』聴いてない、てのもあるんだけどね(笑)。
他にも、目の前のドアを開けろとかアンコールのワタルくんと2人でのサルの歌も良かったんだけどね。でもライブで1曲胸に刺さる曲が聴ければ十分でしょ。
立ちっぱなしだったから、帰りのCrestの階段を下りるとき、まるで歯車が噛みあってないみたいにヒザがガクガクしちゃって、難儀したな〜(笑)