進行役と脱線役。
ワタクシは『駅なび』という関東の限られた地域でしか観れない番組が好きでよく観るんだけど、この『駅なび』という番組は、簡単に言えば「よくある男女1名づつのコンビが街を練り歩いてその街を紹介するというローカルな外ロケ番組」なんだけど、観てて今日気づいたコトがあって。
男女1名づつというコンビ、コレには役割というモノがあって、かたや進行役のMC、かたや脱線役のMCが必要なんだなぁ〜というコト。この組み合わせが番組を面白くする。でも見回すとこういう外ロケローカル番組のホトンドそういうコンビだよ。
コレ例えば進行役が2名じゃ番組面白くならないワケですよ。淡々と番組進んでくだけでね、単なる街のレポートで終わっちゃう。かといって脱線役2名でも番組が成り立たない(笑)というか番組がなかなか進んでかないと。脱線役がときどき横道にそれて、それを進行役が修正してく、ソレがいいのであって。
まぁわかりやすく例えるなら、血液型で言えばA型(進行役)でB型(脱線役)ね。わかりやすいでしょ。台本どおりキチっと進んでくAと、寄り道しまくる自由奔放なB。コレは相性は悪いとされてますよ、世の中的には。でもコレが番組となると、観てる方は面白いワケですよ。当の本人たちはどうだか分からないけど(笑)、ハタから観てる分には面白い。
それで思ったのが、やっぱり漫才のコンビとかでも「ボケとツッコミ」てのがあるワケで、たぶん当人らは相性が悪いというか仲が悪いんだよ。でもいざ舞台に上がったりカメラを向けられると、2人のかけあいを観てる我々側は面白い、となる。
で、番組の話に戻ると、1年2年とコンビの付き合いが長くなってくると、だんだん脱線役に進行役が影響されてくんだよ。たまに立場が逆転したりしてさ。そうなってくと番組てさらに面白さに加速が付いてくんだよな。