70億人のハーモニー。
2011年は世の中的に激動の年だった。と過去形にするのはまだ早いような。まだ現在進行形のモノもあるし、コレから起こるであろうコトもあるし、なんとなくまだ「前編」という感じもする。ソレだけまだ真っ只中感たっぷりだ。やはり来年の3月11日を迎えて、「やっと1年経った」という1つの区切りの思いの方が強いだろう。
今年は今まで知らなかった言葉を山ほど覚えた。ベクレル、シーベルト、セシウム、、。ワタクシたちは原発について、放射能についてあまりに無知だった。「知らなくていいコト」ではなく、あの大企業のえらい人たちと同じように「見て見ぬフリ」「想定『除』外」だっただけ、なのだった。そういう意味では同じ穴のムジナだったのだ。
でも良いコトもあった。外国の人たちから日本人の良いトコロを教えてもらった。3・11をきっかけに日本人はある意味、自尊心を取り戻した部分もあるのではないかと思う。自分たちにも誇れる部分があったのだ!と気づかされた。
ワタクシたちは良くも悪くも日本人であるというコトを痛感させられた1年でした。
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今年TVで盛んに叫ばれた「ひとつになろう」というスローガン的なメッセージ。でもみんなでおんなじパートを歌っても仕方ないんだよな。ソレはハーモニーではないワケだよ。
せっかく今年、地球の人口が70億人を突破したのだから、あなたがギターでわたしがピアノで、となりの人がドラムでそのまたとなりの人がバイオリンで、、とかみんながソレゾレ自分の楽器を持ち寄って、自分のパートを演奏したり歌ったりした方がいいよ。ソレでワタクシたちは1つの音楽を、「地球」という音楽を奏でてるのだよ。
70億人のハーモニー。いや、あらゆる生命が地球誕生から未来まで奏でる1つの音楽を。