過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
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生パンと生中。下

で、お察しの通りタイトルの「生中」は中村中嬢で、「生パン」はたむらぱん。生パンは前回のタワレコインストアで見て今回2回目、生中は初めて。
この日のライブは『Live messengerS vol.4』というイベントタイトルだったので、何かしらメッセージ、、中嬢の『手紙を書いてよ』の「手紙」とか思いが届かない失恋ソングとか、相手がいて〜みたいな、あと3.11後のね、思いを歌いたいとか、たむらぱん『ファイト』のようにエールを送るとか、そういう歌が多かったかしらん。
中嬢は初めてライブ観たけどエンターテイナーだわ。なんかライブていうより「ショー」て感じ。歌は「ショーに組み込まれた一部」て感じがする。この日は4組出てたので6曲だけだったのだけど(しかもアコースティック)、短い時間ながらも魅せてくれるし楽しませてくれる。コンパクトながらまとまった感じで、物足りなさはあまり感じなかったな。もちろんもっと聴けたらいいに越したコトはないけど。でも短い時間でもお客さんに楽しんで帰ってもらおう、ていうのが中嬢から伝わってくるんだよなぁー。ソコが良かった。友達の詩も良かったな。照明とあいまってなんか「おぼろ月夜」みたいな。うすい雲がぼんやりかかった月とどこからか遠くで聞こえる犬笛みたいなイメージ。
あと言わずもがな、歌がうまい。全体的に上手い。音階のなだらかな感じとか。ワタクシはまだ中暦(あたるれき)も浅いので知らない曲がホトンドだけど、知らない曲でも聴かせてくれるんだよ。なんか中嬢は「昭和の歌謡曲」が好きみたいね。「バックボーン」というか「ルーツ」というか、まぁソレをこの現代でやりたいんじゃないかと思うけどね。ひょっとしたら歌謡曲全盛の時代に生まれたかったのカモしれない。憧れだろうね。たぶんね、『神田川』のカタカタ鳴ったとかああいう世界が好きなんだと思うよ。アレはフォークだけど。でも音がジャズぽいアレンジもあったり、ちょっと「洋」の要素も感じさせる部分もあったので、今後の展開としてそういう、もっと洋楽方面を取り入れてもいいのカモしんない。中嬢は今年で5周年らしく、まだ今までは好きな昭和の歌謡曲方面一筋で突き進んでよかったんだろうと思うけど、幅を広げるためにもね、そういうのもちょいちょい取り入れてみても、と。まぁアルバムとかも聴いてみないと分かんないよね。他にどういう感じのを歌うのかとか。
しかしステージングが10年選手みたいだったよなー。とても5年とは思えない。年齢サショウしてんじゃないの(笑)つって。頭いいんだよ、やっぱり。頭の回転が速いというか。ソレだけ苦労してきたんだろうなと思うね。
歌もいろいろ聴いてみたけど、やっぱり女性なんだよな、考え方は。でも外見が男で生まれて、その違和感とまわりの理解のされなさの中で苦しんできたから、ソコで頭使ってかないと自分が保てないし、生きていけないんだよなきっと。自分の中の攻撃性がさ、ある時は自分に向かったり、ある時は外に向かったり、ギリギリのトコロで戦ってきたんだと思うよ、本人的には。でもその自分の中にあるマグマが表現の源になってるんだろうな。そういう自分の振れ幅を自分で笑ってみせたり、ソコをたぶん「サービス精神だなぁ」とかライブ観てて思ったワケだけど。だからワタクシは彼女を「表現者」だと思うのよねぇー。まぁ歌が一番表現方法としては今のトコロ最適なんだろうけど。ワンマンで2時間とかだとどんなステージングだろう、て興味があるから1回ワンマンで聴いてみたいな。
たむらぱんは最初はねぇー、なんか頼りなさげにボソボソとしたトークでどうかなと思ったけど、ホントにこの人の高音の伸びはスゴい!アレは銭が取れる!(笑)会場中に響き渡る。で、MCがあの『sakusaku』とかでゲストに呼ばれた時のあの独特な感じのトークていうギャップがな(笑)。まぁ独特のセンスがあふれてるからああいった様々な楽曲たちが生まれるのであって。どっか常識の枠にはまらないトコロがあるから、ソレが非凡な才能としてあるのだよな。
たむらぱんのホームページを見るとスゴいコトになってんだけど(笑)、どうやら次のアルバムに収録される曲をこの日先行して披露してくれたみたい。『しんぱい』(シングル発売済み:次アルバム収録曲)『ノック』(次アルバム収録曲)『テレパシー』『白い息』(次アルバム収録曲)『ファイト』(次アルバム収録曲)『ラフ』『回転木馬』。
たしか編成がコントラバス、コーラス、ギター、パーカッション、ピアノだったと記憶してんだけど、曲が進むゴトに1人減り2人減り、、てだんだん人がいなくなって最後の『回転木馬』の時は、ピアノの弾き語りでたむらぱん(笑)。やっぱ彼女は職人気質というか、なんでも自分でやっちゃうみたいな部分も感じるのだよな。ソコはヨシモさんに通じるモノがある。アコースティックライブはそんなにやったコトないだろうから、『ストーリーテラー』とか『アミリオン』聴いてみたかったけど、まぁそれは今後に期待しよう。やっと本格的にエンジンかかってきて「さぁコレから!」てトコで終わった感じがしたので、来年はワンマン行ってみたいかな。