停電ありきの「いつも」の生活へ。
連日株価が乱高下してる。ワタクシの予想ではリーマンショック直後、記憶が不確かだけど、1日600円前後づつ下げて3日間で2000円ぐらい下げたあの時と同じくくらい下げるのか?と考えてたけど、ソコまでは下がっていない様子。でも最終的に落ち着くまではどこまで下がるのか分からない。為替はワタクシにはよく分からないけど、なぜだか円高が進んでる。ドル売り円買いが進んでるとのコト。本来なら円安になるはずなのに。
でも、コレで即日本経済全体がダメ!みたいな反応はどーなのか?と。だって西日本は無事じゃん。まだ日本の半分はちゃんと機能してるのだから。ソレにたしかに国内の工場は一部休業だったりするけど、外国に工場がある企業の外国の工場は普通に稼動してるはずだ。
結局、今日もまた予定されてた計画停電はワタクシの地域では回避できたようだけど、他の地域では予定通り停電してるらしく、同じエリアでも停電するトコロとしないトコロがあるみたい。でもそういう状況にもおそらく慣れてくるのではないか、と思う。てか慣れていかないと停電に振り回されるばかりで「普通」の生活が取り戻せないからだ。「停電」自体を生活に取り込んでく。そういった考え方が必要だと思う。
電車も本数は減ってるけど通常運行(土日ダイヤで運行などの対応)するようになったり、お店も照明はトコロドコロ落としてるけど通常通り営業を始めたりしてる。そういう「地震」前の何でもない日常の光景をじょじょに取り戻しつつあるのを見ると、やっぱりホっとする。いつもあったモノがある、目にしてたモノを目にするというのはソレだけで安心するモノだ。
TVも地震が起きた当日からしばらくは地震関連の番組ばかりで、CMもAC(旧公共広告機構)ばっかだったけど(コレはいまだに)、TVKは音楽番組(PVを流す番組)とか、TOKYOMXではアニメ、テレビ東京では鑑定団とか他局に先駆けて「いつも」の番組をツツがなく放送してる。ここ何日かでじょじょに芸人が出演してコメントしたり(まだお笑いそのものはやってない。あくまで地震関連のコメントだ)、内容は地震関連だけど「いつも」の番組枠を放送し出してる。ワタクシはTVKが好きなのだけど、「いつも」のTVKのアナウンサーの顔をみたりしてホっとしたり。そういった「いつも」を目にするというのがココロの平穏を保ち、日々の生活の糧になる。勇気や元気、活力の源になるのだと思う。
子供は地震関連の番組を見てても何がなんだかさっぱり理解できないだろう。ただ映像は目にするから「悲惨だ」というのは分かるだろうし、なによりそういう番組を見た大人の反応こそを敏感に察知して悲観を演じたり(解ってないので「演じる」のである)して気丈に振舞ったり気を遣う。彼らは言葉に乏しい分気や感情を読む。何よりそういう部分には敏感だ。だから子供もホっとできるような、平穏を取り戻せるような番組も一方で放送してほしい。
そして今は日にちも経ったのであまり無いけど津波の映像ばかりよりは、通信手段が途絶えてるのだから、避難所に避難をしてる人たちの顔をできるだけ映してあげてほしい、とも思った。もちろん映してほしくない人はいるだろうから、そういった人は避けてだけど。そういう専門チャンネルが1つ2つあってもいいように思う。
話がソレたけど、たしか現在供給できる電力量は3300万KW、というコトで、今回の原発事故で、賛成反対は別にして、少なくとも何年という単位で原発稼動は望めないだろう。というコトは他の発電でどれだけまかなえるのか分からないけど、もう「3000万KW程度を目安にした生活」にシフトチェンジすべきだと思う。その範囲内で粛々と経済活動や生活できるように、生活を変えていく必要があるように思うのだ。そうやってまず「停電」ありきで「いつも」の日常に戻す。そのコトがこの国の復興につながると思うのだ。