過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

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 やぎ本。⇒本が大好物なやぎのぢぇーむすくん(a.k.aかたこと)がオーガナイザーを務めるやぎの本棚、略して「やぎ本」。本や本にまつわる情報の紹介。神出鬼没でごくまれに登板します。
 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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 Everyday39(エブリデイ・サンキュー)⇒katakoto cafe、やぎ本。につづくかたこと第3の架空のブランド。かたこと流に「毎日が楽しくなる」新たなアイデアを加えたグッズ関係のブランドです。
 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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チリ落盤事故から70日目の救出。

今日は朝からTVでチリ落盤事故の救出作業を見てる。1人目はカプセルから出てきても、まだなんだか顔がこわばってるような緊張感がとけないような感じに見えた。まぁそりゃそうだな、とも思う。まだ地中には32人の仲間が残ってるのだし、自分が助かったという実感が湧かないのだろう。「オレは本当に助かったのか?」という「夢なんじゃないか?」という、おそらくそんな気持ちだろう。
でも2人目は明るかった。今までの感情を爆発させるかのように喜びを表現してハグしまくってた。やっぱり南米人のラテン系というノリだ。地中の石をおみやげに手渡すというユーモアも見せてくれた。たぶん彼は仲間の中でもムードメーカーのような存在だったんじゃないだろうか。
この救出された2人を見るだけでも、いろんな性格の人が地中にはいるんだろうな、と想像できる。そういういろんな性格の人たちが仲間同士支えあって団結した、というのが大きい。
人にはいろんな性格であり得意分野、苦手分野があるのだ。こういうサバイバルな状況では個人個人の悪いトコロを罵ったりしても何もならない。一時的にはあったとしてもだ。あったとしてもソレを超えて、その先の「理解」もしくは「そういうトコロがあるのを認める・認識する」というコトが大事だと思う。そしてそういう「こいつはこういう悪いトコはあるけど、こんな良いトコロもある」という具合に良いトコロを生かしてあげるように持ってくべきなのだ。
個人個人ソレゾレの良いトコロ、得意分野をソレゾレが持ち寄って、ソレゾレの役割を果たす。コレが「仲間の役に立つ」というコトだし、そのコト自体が自分の支えにもなる。
そういった情報がTVで分かるにつれ「コレは会社の経営者とか組織の上に立つ人とか勉強になるだろうな」と。いや、会社とかに関わらず我々が生きてる社会でそうだと思うよ。人は1人では生きていけないのだから、全員なんらかの形で大小さまざまの組織なり社会に所属してるワケで。
だからリーダーの人はものすごく人の気持ちの流れとか心理的なモノに精通してるなーとも思ったし、我々が68億人だっけ?地球に住んでいるというのも、ソレゾレがソレゾレの能力であったり良いトコロ、役割を果たせばモノスゴク巨大なエネルギーになるのだろうなぁーとも思ったな。
だからね、戦争とかで人を減らすというのは、自分たちのそういった可能性を減らすコトになるのよ。ソレは愚かなコトだなぁ、とそういうトコロまで話を広げて当てはめて考えて、イメージして欲しいモノだよなぁ。
グローバルとかもそうじゃない?いや、ガラパゴスでいいんだと思うよ。全部が全部均質じゃリスク分散にもならないし。どっか倒れたら共倒れよ。今の経済みたいに。だからある程度はグローバルでいいけど、あるトコロはガラパゴスでいいワケだし。日本のケータイはガラパゴスだって言われてるけど、でも良い部分は世界に波及してるワケでしょ。ケータイに限らずなんだってそうよ。「おもてなし」とかいって日本のサービスは素晴らしいとか。ソレゾレがソレゾレの良いトコロを持ち寄って、より質の高いモノを作り上げればいいのだし。
まぁ話はソレたけど、今回の事故はいろんなコトを考えさせられるよね。「仕事」とは?とか「個性」についてとか。で、こういったサバイバル状況で生き残るために、何でもいいからいろんなコトを経験しておくと、後で思わぬ時に役に立つカモしれない、てのもあるな。
ある意味ワタクシたちの社会の縮図のようなモノだよな。
地上では待ってる人たちがいる。ソレゾレがソレゾレの役割を果たし、ソレが他の仲間の支えでもあり自分の支えでもある。地上に出る、最愛の人に再び会う、みんないっしょに助かろう、というシンプルな希望を持ちながら。だからこそワタクシは彼らに対して「うらやましい」という気持ちもある。彼らは地中の劣悪な環境の中で、たしかに濃い時間、濃密な時間を「生きてる」という感じが伝わってきて、ソレがワタクシを「うらやましい」と思わせるのだ。