スペシャルティコーヒーのアイスコーヒー。
前のに書くの忘れちゃったけど(一番大事なコト!)、大手だといっぱい店があるから、ソレだけコーヒー豆を確保するのに大変じゃないですか?対して、個人店の場合は大手に比べて豆の使用量が絶対的に少ないから、未熟豆や熟れすぎのモノを混ぜなくてもよく、状態の揃った豆を充分に揃えるコトができる。そゆ話を聞いた。
資金力の差はあるんだろうけどね。でも今は円高だから豆を輸入に頼ってる日本にとっては有利なので、仕入れの段階で豆の価格が高騰してても何とか大手など競合相手とも競り勝ててる状態とのコト。
結局スペシャルティコーヒーを飲むなら個人店の方が良いてコトだね。お店側としてソレを一番言いたかったんでしょう。「店の少なさ」と「希少性」で方向が揃ってる。大手の場合はソレが矛盾するんだよ。だからムリせざるをえなくなる。
あと試飲でスペシャルティコーヒーのストレートのアイスを出された。なかなかスペシャルティでストレートのアイスを提供してるお店て無いよ。ほとんどブレンドだよねアイスは。ストレートは選べない。だいたい先に抽出しといたのを冷やしてるからね。
ソコで飲んだのもツーオーダーで作ってくれるワケではないけど、今日はケニヤで明日はコロンビアみたいに、たぶん日替わりとか作った分がなくなったら別の豆とかそういうふうにして、あらかじめ仕込んだモノを提供してる。だから日によって違うストレートのアイスが楽しめるんじゃないかな。
話を聞いてるとアイスも奥が深いらしい。コーヒー豆でもアイスに向いてるのと向いてないのがあるらしく、ホットで良くてもアイスだとイマイチとか違いもあるとのコト。人の舌というのは冷たいと味を感じにくいので、いろんな要素のあるフクザツな豆はアイスにするとそのフクザツさがわかりづらく、おそらく苦味が強かったり酸味が強かったりキャラクターがハッキリしてる方が向いてると思われる。夏は特にそういうハッキリした味の方がいいしね。
アイスコーヒーていうと「キリっとした苦味がいい!」て感じだけど、ホントはアレは「良い苦味」ではない。ロブスタだったり味の重い品種の豆が使われてる。でもワタクシたちが飲み慣れてしまってるからアレがアイスでありアレがいい!となる。ワタクシも好きだけどね。ブラックでクっと飲むの。
でもスペシャルティのストレートのアイスを飲むと、また全然違うね。ホットほどの味の様々な要素は感じられないのだけど、風味が全然違う。普通のはただ「苦い!」のと重いだけじゃん?スペシャルティのはちゃんとコーヒーの風味が感じられる。コレは一口飲んでみればすぐ分かる。アイスコーヒーの印象が変わるよね。
で、抽出したコーヒーの日持ちの問題が気になったので聞いてみたら、面白いコトに日にちが経過したからと言って、右肩下がりで単純に味が悪くなるワケではないらしい。もちろん酸化はどんどんしてってるんだけど、ちょっと途中で味が良く感じられたりとか時間が経つゴトにいろいろ味が変化するらしい。いろいろ豆買って自分なりに試してみるのもアリだよな。