そつろん。
内田せんせーのブログを見てたら「卒業論文」についての心得かー。ちょっと今日は他に書くコトがあったけどこっちにしよう。といってもワタクシは高卒→専門学校卒なので、「大学の卒論」て書いたコトないけどね。でも今だったら1つのコトを掘り下げて書いてくの、面白そうだなぁと思う。まー学生はいろいろやりたいコトあるだろうから大変だろうけど。
思うに「自分の普段思ってる主張」とは一致してなくてもいいんだよな。ようは「何か新しいモノ」が論文に提示されてればいいワケで。だから逆に自分の我がでてきちゃうとソレが妨げになる場合もあるんだろうね。「自分はこの考えにはYESともNOとも思わないんだけど、何でこの論(考え、意見)てのは世の中に無いんだろう?」と、そういう攻め方もありだよな。まぁ自分の考えと一致してる方が理想なんだろうけど。
自分は特にコレといってそのコトについて意見は持ち合わせてないんだけど、何でこの分野はこういう意見が無いの?ていう。そっから始めた方がたぶん書きやすいよね。ソレを探し出すのが手始めだな。たぶんその「誰も言ってない」てコトを確証づけるだけでも相当調べなきゃいけないだろうし時間がかかるだろうし。その上で「新しい論」を提示して、その論に有効性があるかどうか調べる、みたいな二段構えなんだな。
でも若い頃てのはさー、どうしても「自分の主張」になっちゃうじゃん?自分の意見と一致してないと自分の気持ち的にヤだからさ。そうなると用件が1つ追加されるワケだからその分ムズかしくなるワケだよね。でも求められてるのはオリジナリティーだからね。自分の考えと一致してなくてもいいワケだよ。
あと倍率が高いトコ狙っちゃダメだろうな。倍率て言葉の表現はヘンだけどさ、誰でもが調べてそうなジャンルをチョイスしたら、たっくさんそのコトについて書かれた書物があるだろうから。てコトは自分の新しい主張てソコではなかなか出せないじゃん。もうすでに言い尽くされてるよ、と。入り込む余地無し。そういうコトになる。
だったら極私的な趣味とかマニアックな、マイナーなモノを切り口にしてった方が倍率が低くなると思うんだよね。そのコトに触れてる人があまりいないていう方が新しいコト主張しやすいじゃん。だから意外に「こんなコト卒業論文のテーマとして成り立つのー?」てなくらいの方がいいのカモしんない。
にしても今の学生は論文書くの大変だと思うよ。だって昔だったら情報も少なかっただろうし、「新しい発見」てのも今より成り立ったでしょう。でも今となるともうソレら「新しい発見」もすでに常識になってたりとかさ、してそうじゃない。すでに大衆レベルに落とし込まれてる、と。語りつくされ感が今の方が強そう。情報もコレだけあふれてるし。ネットで調べれば簡単にアクセスできるじゃん。そんな状況でオリジナリティーを発揮するてのは、なかなか困難だよな。
でもウラを返せば、ソレだけ多種多様な切り口がある、てコトだよな。ソレを頼りに書いてけば書けないコトも無いような気もする。何にしろ調べるのは面白いですよ。
「政治とプロレスのシンクロ度」とかさ、面白いよ。プロレス調べれば政党の流れとか見えて来るんだよ。政党と同じようにプロレスの団体も離合集散してるからね。「コイズミ劇場」てのも、大仁田の「大仁田劇場」から来てるから。