世界を変えるには、まずは具体的な1つの行動から。
昨日TVのリモコンをぷちぷち押してたら『青春リアル』という、昔からよくある若者が本音をぶつけ合う『YOU』とか『しゃべり場』とかあの類の番組なんだけど、ソレのもう終わりぐらいにさしかかったトコロをたまたま観て、昨日書いたコトにつながるので書くコトにする。
シングルマザーの人が子育てと仕事の両立が大変なので、ちょっとでもまわりが助けてくれればいいのに、というような半ば愚痴交じりのご意見。彼女が満員電車に乗った時、彼女の子供が立ったまま?寝てしまったらしい。だっこしててかな?ソレでもその時優先席に座ってる人は席を譲ってくれなかった、という一例を挙げてる。に対してあなたの必死さが余計に他人をよせつけないとか、「社会」というのは自分も参加してるんだよと気づかせようとしたりする人たちの、意見のぶつけ合い。
ワタクシの考えとすれば、まぁたしかに番組のシングルマザーの人がいっぱいいっぱいで余裕が無いんだろうなというのは伝わるし、実際毎日自分の時間なんてないだろう。大変だろうな。
でも子供のいない、子供を育てたコトのない人にとってはあくまで「だろうな」なんだよな。実際どれほど大変なのかは分からない。だからもし大変ならその大変さを訴えるコトが必要なんじゃないかな?
だからワタクシは愚痴もいいと思う。やっぱり溜め込むのは良くないと思うし。適度に自分のガスを抜かないと。でもソレだけじゃ不十分だよ。両手ふさがってたとしても口は空いてるんだから「すいませんが、子供が寝ちゃったもんで座らせて頂きませんか?」とか座ってる人に頼むべきだよ。ソレをやって愚痴を言ってるならまだ分かる。でもやらずに後で愚痴を言ってるだけなら他人には伝わらないよ。
普通の人は分からないんだよね。どの程度の大変さか。でも「だろうな」とは思ってるから、何かあったら助けてあげたいな、とはココロの中で思ってるはずなんだよね。でもどの程度助けてあげていいか分からないじゃん。漠然と何かしてあげたいとは思ってても。だから一言言うワケよ、具体的にして欲しいコトを。そしたらきっと速やかに席どいてくれるだろうし、まわりもそう促すだろうし、協力してくれるでしょう。
愚痴だけ言ってたって世界は変わらない。まずはあなたの目の前の1人を変える。というコトはまずはあなた自身が、この場面なら「相手に話す」という、具体的な行動をとるコト。自分の気持ちを直接伝えるコト。ソコから始まる。「社会は自分も参加してる」ていう意見はそういうコトを言いたいんだと思うよ。あなたも部外者じゃなくて社会の一員なんだから。自分のいる社会・世界を変えたいと思うなら、自分のココロの持ち様を変えるコト。まずは自分が行動で示すコト。
水面に石を落とせば波紋が広がる。