ありがちな試合。

ストライクフォース初参戦の青木選手はチャンピオンのメレンデス選手に５０−４５の判定で負けたとのコト。速報で試合展開を読んだだけだけど、まーあの展開じゃそうだろうなという感じ。
試合前から分かってるコトだけど、打撃はメレンデス選手、グラウンドは青木選手に分がある、という見方そのままがバッチリ当てはまったと。スタンドでは青木選手がパンチをもらう。しかし青木選手がグラウンドに引き込んでもメレンデス選手は付き合わない。手足を取られても抜いてはすぐにスタンドに戻る。レフェリーも青木をすぐ立たせる。観客も青木選手の引き込みにシラケテくる。より一層ブーイングが激しくなる。青木選手は寝ながら「来いよ！」と挑発。メレンデス選手は「立てよ！」と挑発。お互いがお互いの得意な領域に入らない。観客はメレンデス選手の後押しをする。グラウンドでの一本を狙う青木選手に対して、スタンドなりパウンドの打撃によるダメージを与えてるのはメレンデス選手であるため、判定で大差がつきメレンデス選手の勝利となる。こんなトコロでしょー。ありがちな試合だな。面白くなさそ。
まーチャンピオンが負けるワケにはいかないから（ソレこそメレンデス選手こそ負けられなかったワケだ）、順当と言えば順当だな。青木選手がヒールになるのは当然だしね。だから青木選手もブーイングは別に問題なかっただろうし。あえて青木選手に肩入れするとしたら、メレンデス選手がリスクを嫌った、てコトなんじゃないの？「負けない」対策をしてきて、相手がスキを見せればミスすれば勝ちに行く、という程度で。しのげば判定で勝てるのは分かってただろうしね。
そもそもグラウンドを得意とする選手は分が悪いよ。始まりはスタンドからでしょ。グラウンドから始まらないし（笑）。相手をテイクダウンさせるトコロから始めなきゃならない。ワンセンテンス多いんだよ。で、グラウンドに持ってったからといって膠着したらブレイクがかかってまたスタンドからだし。
チャンピオンとかアウェイとかメレンデス選手にとって「縛り」が多いよ。どうしても闘う姿勢が「守り」になるでしょ。純粋な試合とは言えないよな。ノンタイトルの方がまだ面白かったんじゃないかと思う。
青木選手とメレンデス選手、逆の立場だったら結果も逆になってたのカモな。