自分を勘定に入れてない。
ノルウェーのオスロで某大国の某大統領が「時には武力も必要だ」という戦争容認ともとれる発言をして物議をかもしてるらしい。コレはかの中東の国とかテロに対して、というコトも含んではいると思うし、ある意味「抑止」のための発言であったのカモしれない。ワタクシはこの発言1つだけを取って条件反射的に「NO!」を言うつもりはない。この発言だけ際立たせてるだけカモしれないし、発言の全体の流れも知らないワケだし。けれどもワタクシは反対だの賛成だのの前に、戦争について1つ言いたいコトがある。
こういう戦争を推し進める(推し進めようとする)人たちというのは「戦争になったら自分が殺される」というコトを勘定に入れて考えていないのではないだろうか。
最近は若い人たちでもいるらしい。今の状態を全てリセットできれば、と。しかしソレはその後も「自分が生きてれば」の話だろ。戦争のような状況になったら、自分が生きてる保証なんかドコにも無いじゃないか。今よりもっと無い。戦時下やそういう極限の状態になったら人は理性を失ってただの動物になってしまうのだから。何も「戦争中」のコトだけじゃない。戦争「後」も食料の奪い合いとか、日々が生き抜くためのサバイバルになる。そんな中で殺されても文句は言えないではないだろうか。法律なんか関係なくなるんだから。
ただ「生きてる実感」が欲しいだけなら無人島生活でもすればいい。エベレストでも登ればいい。真夜中の田舎道を1人歩いてみれば、ソレだけで1人がどれだけ心細いのか分かるだろ。
戦争になって一番被害をこうむるのは国民である。だったら「必要」と言うあなたが先頭に立って戦えばいい。国のトップ同士、テロ組織の長、隠れてないで表に出て気が済むまで殴り合いでもすればいい。賛成する人たち、オマエらだけでやれ。戦争に巻きこまれて死ぬのはまっぴら御免だ。