ニール、おまえは変われたよ。〜ガンダムOO〜
ロックオンが出てきたので、もう1つロックオン(ニール)に対して言いたいコトは、「いや、おまえは変われたよ」というコトだ。
ファーストで刹那が自分の家族を奪った組織に所属してたコトを知ったけど、刹那を許したでしょう。あの時点で「刹那を許す」という選択をしたニールは「変わった」と思ったね。いや刹那、おまえじゃなく、悪いのはその先にあるモノであり、「おまえを歪めてしまった世界」だ、とはっきり口には出さなかったけど、こういうコトでしょう。だからその後、その想いは刹那やティエリアに「意志」として継がれていくワケだ。
他のキャラクターは敵討ちでとにかく相手を倒すコトのみが目的だった。しかしルイスのように相手を討ったとしても、失ったモノは戻ってこない。敵(かたき)だった相手を許したニールは「変われた」。でもソレができたのも残念ながらニールだけ、だったのだ。
ライルでさえ真の敵(?)であるサーシェスを、躊躇しながらも討ってしまった。あそこで討ってしまったライルは、引鉄(ひきがね)を引いた時点で、「コレからも戦う」という選択と覚悟をしてしまったのだ。あの時点で本当の意味で「ロックオン・ストラトス」となり、ラストの画面に続く。
ラスト以降の彼らの戦いは、自分たちの犯してしまった「贖罪」(しょくざい)になる。しかし「戦うコトを止めない」というコトは、第2の刹那でありニールを生み出す可能性もある、というコトなのだ。