ネタとしては古いけど（笑）。

ＰＣの不調で書けなかったボクシングの内藤ｖｓ清水戦についてとツール・ド・フランスについて、今日はスポーツ２本立てでお送りします。
まずボクシングＷＢＣ王者防衛戦。コレは観ててホントに内藤選手はアブなかった！観た人誰もがハラハラしてたと思う。内藤選手は変則的で個性のあるスタイルなんだけど、ソレよりも身体全体を使ってパンチを打つのでどうしてもアクションが大きくなってしまうというのがある。ソコを挑戦者の清水選手は正攻法で細かいパンチで狙うという、そういう試合展開だったように思う。
カウンター狙いというコトはソレだけ相手の攻撃を見る目と運動神経があるというコトで、コレは両者のスタイルの組み合わせ的に、チャンピオンの分が悪くなる。内藤選手はアクションは大きいけど当たれば破壊力があるパンチ。一方清水選手は細かく王者ほど破壊力もないので耐えれる選手は耐えられるけど、手数が多く当て勘もあるのでクリーンヒットが多く、審判員に印象が良い。
４Ｒを終えての点数を聞いた内藤選手の、５Ｒからの攻撃はギヤチェンジしたような勢いもあり王者が押してるようにも見えたが、８Ｒでさらに点差が開いて内藤選手は「ビビった」と言う。内藤選手いわく自分が不利だと言われる方がこのやろーと燃えあがるらしく、ひょっとしたら８Ｒ終了後の点数を聞いて、逆に燃えたのカモしれない。その後の９Ｒ、１０Ｒの王者の圧力、ラッシングパワーにとうとう清水選手も飲みこまれてしまう。逆転ＫＯ！ポイント差がある危機的状況からの劇的勝利だった。
あのフィニッシュは９Ｒの解説の言うコトからも分かるように、８Ｒ終了後のセコンドの指示による戦法がズバリハマったモノだ。相手の動きにさらに追い討ちをかけて待ち構えたトコロにドン！あの戦法はドンピシャだったね。
ただ王者はもっと早い段階から勢いでどんどん相手に突っ込んでいっても良かったと思う。観てたら挑戦者は意外に圧力に弱い感じがした。やっぱりチャンピオンのプレッシャーてのがあったと思うよ。最後の方は圧力に負けて、下がって手も出なくなってたし。アレを早い段階でやってれば、、とは思うけど、でも結果的にアレで盛りあがったしね。なかなか無いからねぇ、不利な状況から逆転ＫＯてのは。プロレス的に言えば「受けて受けての最後にドン！」ですよ。挑戦者の清水選手も光ったし。またやったら分からない、もう一度観たいと思うね。非情に「魅せる」試合でした。
そういういい試合に水を差すように、亀田がリングへ乱入。アレはいらなかったな。リングに入れてるてコトは、誰も止めていないというコトでね。普通だったら一般人が上がろうとすれば即止められるから。なんかＴＢＳの視聴率対策とかいろいろ思惑がありそうだけど、アレはいらなかった。でもＴＶ的、興行的、プロレス的な観点で言えばハッピーエンドで終わるよりは何かトゥービコンティニュード感を残した方が「ひき」があっていい、てコトになる。「次回へ続く」みたいな。ホントに内藤選手と亀田選手は戦うのか？！ていうね。まーでも今さら亀田もねーていう（笑）。
そしてツール・ド・フランス。ワタクシの押してたバルベルデ選手は前半で早くも不調を訴え（総合９位）、今年の総合優勝者はカストレ選手というスペイン人。今年のジロ・デ・イタリアの優勝者もコンタドール選手というスペイン人。よって８月３０日からスペインで行われる三大ツールのラストを飾るブエルタ・ア・エスパーニャ。コレが２人のスペイン人優勝者の地元での頂上決戦、天王山！今年はブエルタが激アツ！となるでしょう。オリンピックの後はコレだ！