さらばジョイフル。
先月31日で、経堂の駅前にあるジョイフルが閉店した。37年間営業してたんだそうだ。たしかにモノ覚えついた頃から、あそこはソコに建ってたような気がする。37年ていうと、長いんだなぁ。
小さい頃、父親の運転するダークグリーンのカローラレビンに乗って、母親とともに家族でジョイフルに買い物に行った記憶がある。雨が降ってたと思う。カーラジオからは太田裕美の木綿のハンカチーフ。帰りの途中に立ち寄ったレストランでダークダックスのカリンカが流れてた。1970年代の話だ。
物件調査のために、久しぶりに見たジョイフルは人がまばらで閑散としてた。今はどこもこんな状況だろうと思いながら、あの日の音楽が流れてくる。
そして最終日、人がごった返してた。普段の3倍はいるかと思う。人々はまるでハイエナのように閉店セール処分品を手にしては会計のために列をなす。でもソレは彼らなり、客なりの餞別の言葉、別れの挨拶なのカモしれないとも思った。
長く生きてれば街は変わる。姿を変える。