wave/pulse/vibration
旦那さんも含め四者四様4ショットを見て思ったのは、なんか人というのはないものねだりなんだなぁーと。
見た目と中味のギャップてんですか?極私的な印象だけど、北川氏はそんなにギャップは無い。4人の中では最もギャップが少ないと思う。自然体な感じ。理屈じゃないと何度も口にはされてたけど、理屈を話そうと思えばいくらでも話せるけどそうじゃない。そういうコトじゃない、ていう境地の人だと思うな。子供の感覚を重要とする人。
新津保氏は、見た目は素朴な感じであまりしゃべらなそうなんだけど、実はすごく引出しがある、て人なんだと思う。あるスイッチを押すと、止めども無く話が出てくる。そこんトコロがワタクシが同じ匂いを感じたトコロ。たぶん「理屈」な人なのに、出てくるモノ、表現する写真は抽象的てトコロが「ないものねだり」。1枚の写真から世界を感じる写真。新津保氏は「磁場」という表現をしてたけど、たぶん光・空気・湿気(水分)をうまく取りこめると良い写真が撮れるんじゃないかなぁ?見えないモノも全部シャッターにおさめる感覚。1枚だけで、その周りの切り取られた世界が現出する。
たぶん人はバランスを取りたいんだよなぁ。自分に足りないからソレを欲する。憧れる。理屈な人が理屈じゃないモノを欲する。表現する。憧れる。逆もあるのかな?頭良く見られたいから理屈に憧れるとか。見た目というのは、その人のある一面でしかないんだよな。人は単純なモノじゃない。
ワタクシは、いずみさんの旦那さんである榊英雄氏を今回初めてマジマジと見た。正直『棚の隅』でしか知らなかった。ハッキリいって想像上の人物であった。映画監督をやるぐらいだから、繊細でクリエイティヴなオーラが滲み出てるのか、と思いきやなんかソレとは逆側の世界の人というか(失礼)、五島の出身らしく「島」とか「自然」とかそういうなんか陽気で開放的な人柄に思えた。ああーコレがいずみさんが言ってた「前向き」てコトなんだー、と勝手に思う。存在自体が「陽」のお人。
で、ああコレはいずみさんには無いな。無い部分で憧れてるから求めるんだな、と思ったね。でも旦那さんが五島から東京へ出てきた、てコトは何かしらのクリエイティヴ魂を持って上京したんだと思うし。そういう分野へ進みたい、やりたいと。だからたった5分間だけど、そういう志向はバリバリあるんだなと、そう思ったな。見た目とは違う(笑)。そういう志向だからクリエイティヴな人に会ったり話したりしてると非常にこう、食指が動くという感じに見うけられる。いずみさんもクリエイティヴな世界の住人だから、そういういずみさんのアーティストの部分にもひかれたんじゃないかなぁー、なんて。東京以外の人が、クリエイティヴ魂を持って上京というトコロも共通する部分だし。ソコはちょっと東京人には分からないトコロなんだけど、たぶん上京する人は「同志」みたいな響き合う感覚はあるのだろう。コレも「波」だな。波だコリャ!(笑)。
今度は映画監督としての榊英雄氏を知りたいな。