2006年を振りかえって②。
そして今年の音楽面はというと、やっぱりオバコの解散に尽きる。掃除してたらチラシが出てきたんだけど、コレがオーバーコーツとの始まり。『AWESOME☆』のレコ発でオバコがトリだったというライブ。順序が逆でもダメだったろうね。
縁と時勢。みんながソレゾレの日々を自分の足下に積み重ねて、ある時みんなが横一線の高さに並んでてフト、横を振り返るとキミがいたアナタがいた、て感じ。こういうつながってる糸てのは、何かしら意味があるからつながってるんだろな、と思うよ。ねぇ。
で、2006年の大賞は残念ながら該当者なし。去年はボウリング・フォー・スープ(BFS)だったけど、やっぱあそこまでツボに直撃なCDてのはもう5年に1枚あるかどうかみたいなレベル。今だに聞く度にスゴい!スゴすぎる!と思う。
変わりに新人賞としてザ・フィーリング。このバンドもワタクシの好きな古くささだったり、ダサさ、明るく切ない哀愁帯びた曲調などなどの要素がツボに入る。BFSはUSAだけど、ザ・フィーリングはUK。このCDから「あー自分の好きなのてUKが多いんだな」とUKを意識し出した。よって試聴する時に「UK」てPOP等に書かれてたりすると手が伸びやすくなる。USAのおバカさんな感じももちろん好きなのだが、UKの晴れないウスモヤ加減の方がしっくりくるのだろうか。
でもUKはUKでもグラスゴーとなると話はちがってくる。イカすよな〜フラテリス。シビれる。このバンドも後から「UK」であり「グラスゴー」であるコトを知る。場所的にアイルランドに近いのだろうか?地理が全くワカラナイのだけど。でも何でいわゆるユナイテッド・キングダムとアイルランドでああも音楽の曲調がちがうんだろうか?なんかあえて意識的にアイルランドの方が差別化を図ってるみたいな気がする。民族の誇りとかそういったのが根っこにあって。UKと言えば試聴機の、フラテリスの隣にあったザ・ロジャーも気になってる。フラテリスを買う予定だったので見送ったが、次回買うカモしれない。
基本的にワタクシがCDを購入するスタイルというのが、何の情報も持たずにタワレコ等の試聴機で興味を引いたCDを試聴して、ツボにはまったら買うという形。ティリーアンドザウォールもそういうふうに買ったCDで、でも試聴した時点でツボにはまったとしても、試聴機やヘッドフォンの性能とウチのオーディオとの差を考えてなおかつこの音楽の魅力が損なわれないだろう、とイメージする必要がある。ソレと「衝動買い」の可能性もあるので、一端熱を冷まして時間をおいて、冷静になった耳で今一度聞いてもなお「やっぱいいわあ〜」となって、初めてレジへ持ってくという形。ソレだけ厳選してるので今年買ったCDは、大して買ってないけど、自分にとって全て良かったし、コレからもずっと愛聴してくCDになるだろう。