田舎に泊まろう! 北九州7泊8日旅日記⑧。
見て見てぇ〜〜て感じ。おばちゃんの家のそばにはこんな川があるのだ。かなり上流らしく岩のような石がごろごろだ。少しがけのようなとこを下るのだけど、上とは3℃ぐらい違うと思う。いい具合にひんやり。川の水は思ったほどは冷たくはない。でもマイナスイオンですか?いやマイナスイオンなんてこしゃまっくれた横文字は使いたくないな。自然の呼吸。おいしい空気と川のせせらぎをカラダじゅうに浴びる。ずっとココに居たいほど。居れるなぁ〜、そう思う。
おばちゃんにはもちろん旦那さん(コレも「おいちゃん」と呼ぶ)がいて、おいちゃんとおばちゃんはいろんなモノを作っている。お米やらじゃがいもやらきゅうりやら、、、葉もの以外は全てと言った方がいいカモしんない。しかもたけのこやらきのこ類やら柿やらその他たくさん野生で生えている。そういうのはほったらかし状態だと言う。
米を作る田んぼはいわゆる「棚田(たなだ)」なので、大きい機械が入れない。なのでほとんど手作業。この辺では早植えと遅植えがあって、早植えは5月の連休中ぐらいにはもう植えてしまい、秋の台風シーズンの前には収穫してしまう。遅植えはソレから3〜4週間ズレる。おいちゃんの田んぼは早植えだ。タイミングが合えば田植えしてみたかったんだけどね。
おばちゃんは2年前からお店をしている。もともと田んぼだったトコロを埋め立てて、おいちゃんがプレハブで店を作ったというコトだった。おばちゃんは商売に関しては全くのシロウトなので、安いプレハブでええんよと言ってた。店がある下に↑の川が流れてるという位置関係。
夜は店の外でバーベキュー。画像はヤマメとサザエだ。うひょ〜うまそう〜!このテーブルはおいちゃんの手製。炭は近くの人からもらったモノでばんばか使っている。ヤマメは川魚なので匂いがダメな人はダメだろうけどワタクシは大丈夫。コレはホトンド匂わないので美味しく頂きました。サザエにちょいと醤油たらしてですね、ブクブクいってるトコロをワシっとつかんで、コンニャロとほじくりだして、下の苦いとこからあぐあぐと食べてくワケですよ奥さん!んでビール!プハーっ。この後は焼肉大会。カルビ、ロースと軍鶏(しゃも)。この中ではやっぱりカルビがうまい。軍鶏はちょっと肉が固い。肉質がね。で生ビール自分でついできなさい、というのでワハハハ言いながらビールサーバーバイマイセルフ。いいすねー、ケッコー夢すねぇーみたいな感じ。
ココは夜の8時ぐらいまではまだ明るいのだけど、8時過ぎるととっぷり暗くなる。ホンっっトに闇!外灯が申し訳程度に1つぽつんとあるだけだ。さすが田舎。
実はコレには理由がある。お米というのは夜眠るモノなんだそうだ。ソコに外灯の光がこうこうとしているとまだ寝る時間じゃないと勘違いして、ぐんぐん育ちすぎる。育ちすぎると自らの稲穂の重みに耐えきれなくなり倒れてしまうのだよ。おいちゃんの話を聞いて、農作物も人間と同じように考えてる(育ててる)んだなぁ、と感心する。
こちらでも風呂に入ったあと、また例によってやるコトがないのでさっさと寝る。9時就寝。しかし、しかしだ。ここで、田舎で、この時期で、田んぼ、といえば何だ?ク〜イズ。ハイ答え、かえるの大合唱!!げこげこげこげこげこげこげこげこ言いやがって!!川の流れる「ゴォー」ていう音とこのげこげこヴォイスで、田舎の夜は賑やかなモノだと知る、、。