☆TORINO OLYMPIC 2006 ハーフパイプ&スピードスケート500m☆
いやぁ〜、女子ハーフパイプの今回金を取ったハンナ選手はスゴイね!金が決まった後のウィニングランのスベりはダイナミックなのも去るコトながら、プレッシャーから解放された選手の技てのはこんなにも素晴らしいのか!と。1回目はさすがに全体的に演技が固かったと思うけど、ソレでも他の選手らを引き離す点数という。
本来あーいうX(エクストリーム)系のスポーツてのは日本はトップクラスなんすよ。インラインの世界で言えば安床兄弟なんて有名なんだけど。まぁでもかなりプレッシャーとの戦いだろうし、その中で自分の実力をMAX、もしくはソレ以上に出すというのはコレ至難のワザだと思う。メイクを決める時にできるだけ高く飛ぶ、てのもケッコー勇気いるんだと思うよ。
空中に解き放たれるてかなり恐怖なんよ。「フワっ」ていう浮遊感は気持ちイイんだけど、それとはうらはらに「おいおいこんなに飛んで大丈夫かよ自分」という思いもあってハハハ、、と乾いた笑いみたいな。速度付き過ぎてバランス崩したり、着地に失敗したり衝撃を吸収しきれなかったり。常に危険と背中合わせの中でなおかつ華麗にメイクするというのがこーいうX系の醍醐味なワケだけど。
でもそーいう極度の緊張状態の中で果敢に攻めていく姿というのは素晴らしいと思うし、上位の選手たちには迫力であったり、もちろんスピード、エアの高さ、そしてぎこちなさのない流れるような演技があったね。
でスピードスケートの500mは惜しかったね〜及川選手!スピードスケートは3つのパートに分かれると思うんだよね。まずスタートの反応とダッシュ、コーナーリング、そして最後のストレート。オリンピックに出る選手てのは、このうちのどれか1つは自分の得意とするパートがあると思うんだけど、金を取った選手はコーナーリングと最後のストレートが良かったと思う。
コーナーてのもアレは絶対100%の力じゃスベれない。横に体が流れていくのをいかに抑えつつ、しかも速度はできるだけ落とさず保ちつつ、ていうケッコースベっててもどかしい部分。F1なんかもそーだけどコーナーの立ち上がりが悪いとブワっと大きく膨らんじゃうしね。だからいかに最後のストレート部に進入できるかていう、あんだけスベるスペースがあるにも関わらず、意外にポイントポイントでスベっていかないといけない。だからアレ歩数とかもかなりシビアなんだと思う。そーいうのの積み重ねの競技だよな。金取った選手のコーナーリングは流れるようなコーナーワークだった。
結果的なんだよね。「流れるような」とか「優雅」だとかてのは。いろんな要素の高次元の積み重ねで結果的にそうなる。芸術てのもそういうコトなんだろう。