俗に言う『ホワイトアルバム』について。
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たぶんビートルズてこーいうモノ!とかアルバムのコンセプトが明確で!とかもちょっとキャッチーで勢いのある曲群!とかそーいうのの期待度が高ければ高いぼど拍子抜け・期待ハズレて感じなのカナ。散漫だとか言うけど、まーたしかに散漫と言えば散漫でソレをいっちゃ元も子もないけど、だからこそアルバム名をつけられなかったんだと思うし。
ワタクシは何でもカンでも分かりやすければいいてモンじゃないと思うのね。まーコレは極私的な哲学というか思想というか。そんな大袈裟なモノじゃないけどさ。「分かり易い」てのはそーいう形になるまでキレイに仕上げるワケで、逆にその前段階での、まだ荒いんだけれどソコに光る鋭いトコロとかがあるワケ。洗練されてない、原石的な輝きてのカナ。ちゃんとした「絵」じゃなく、素描きで書いた絵とか、もっと言えば子供が書いた絵のように。そーいうラフな段階で、洗練しすぎない形で、手をかけるのは最低限にして、メンバー4人が持ち寄った音楽が2枚に収められてる、とワタクシは思う。だからプロデューサーがまとめあげる、というのはある意味、面白くもなくなる、という可能性もあるワケだよな。もちろん他人の目線で総合的にまとめられる、良さをだしてあげれる、引きたててあげれるというのもあるけど。
でもかくいうワタクシもコレ買った時はホトンド聴けなかった。ただオブラディオブラダが入ってたから買っただけで。でも本でもあるんだけど、買った時に「コレダメ!」「理解できない」と評価を下しても、時が経って歳をとると理解できる場合がある。そーいう本とか音楽て意外に面白かったりいいモノだったりする。だから「理解できる年齢」てあるのだよな。
このアルバムはホワイトとは名ばかりで、4人の洗練され過ぎてない個性の色のぶつかり合いで、実はものすごくカラフルな感じがする。ただ全体を通してグレーが支配してるような気はするけど。光ていろんな色が混ざり合うと最終的には白になる。そんなアルバムだと思う。
でなんでホワイトアルバムかつーと、オブラディオブラダ!。誰もが知ってる分かり易い曲で言えば、ワタクシのやりたいお店のイメージソングが『Ob−La−Di,Ob−La−Da』なのだ。今に決めたコトではなく4年半ぐらい前に「コレだな」と。ホンダステップワゴンのCMソングで使われてるけど、なんならあのイメージ込みでもいい。ようは家族で笑顔、みたいな感じ。
他にこんなのいいかな、という曲はBack In The U.S.S.R.、Blackbird、Don’t Pass Me By、Birthday、Everybody’s Got Something to Hide Expect Me and My Monkey、Revolution1、Honey Pie。
もちろん個人的にはHelter Skelterとか他にもあるけど、あくまでお店のイメージを分かり易く伝える曲群、としてね。Mother Nature’s Sonはアイアムサムのカバーの方がいいし、そっちならお店のイメージに合ってる。
余談だが『Don’t Pass Me By』はヨシモさんが唄ったらいいなぁ。冒頭の「I listen for your footsteps」のfootの部分、さらに言えば「ふぅ〜」てトコロなんかもーヨシモさんが唄ってるんじゃナイカ!ぐらいの幻聴が聞こえる。キー的にもたぶんこのくらいの声の低さで唄えば、自然に似るんだと思うな。カズーとか木琴とかおもちゃのピアノとか使ってにぎやかな感じで。マンマで是非カヴァーして欲しいなぁ〜。