さいた さいた
マッキー作詞作曲の『世界に1つ〜』というスタンダードナムバーがあるけど、ソレより昔から、しかもごく簡潔に、より素晴らしい形で唄われてる歌がある。ソレがあの♪さいた〜さいた〜てヤツだ。
歌の最後の「どの花見ても〜きれいだなぁ〜」。マッキーがくどくどと説明的に、より誰もが分かり易い形で書いただろう詞の中味が、この童謡の短い詞に全て詰めこまれている。凝縮している。ココにはチューリップという花と、その花を見て唄ってる子供が居る。
マッキーの歌のダメ出しではないのだが、惜しいなと思うトコロは出だしの「花屋の店先に並んだ〜」である。比べて童謡のさいたさいたの方は、明らかに地面から生えてるチューリップたちを見てるイメージが浮かぶ。時代カナー、という気もしなくはないが、童謡の方が訴えてるメッセージの中味が濃い。
単なる土である地面を耕して、きれいに整地して種を蒔く。時に水をあげ肥料をあげ面倒を見る。お天道さんの光をあびてしだいに芽を出し、茎が伸び、花が咲く。人も同じじゃないか、と思う。愛てヤツもそうかもしれない。
しっかり耕して種を植え芽が出るまでを待つ、という時期が人生にはある。やがて芽吹き茎が伸びる。丈夫な茎になるように自分にたっぷり栄養を与える。時には雨風にさらされながら、ソレでもぐんぐん茎が伸びるように。そしてやがてつぼみが膨らみ花が咲く。花が咲いた本人も嬉しいし、その花を見る人たちも嬉しい。その後は花粉が移動したり、種が地面に落ちたり。見る人のココロに花粉や種が蒔かれる。幸せの連鎖は続いていくのだ。
チューリップには「人と人を繋ぐ」という意味があるらしい。ワタクシは、自分のお店を開いたなら、その店先に色とりどりのチューリップを咲かせたいな、と思ってる。
オーバーコーツWEBサイトのBBS管理人、マグさんご結婚おめでとうございます!なので今日はLucky5ヶ献上いたします。京都で初めてお会いした時、お二人の間を流れる理屈じゃない結び付き、信用信頼以上の絆を瞬間的に感じました。今芽吹いた幸せという名の花をしっかり丈夫に育ててくださいね。