過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

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『宇宙戦争』を観た。

公開されてからだいぶ経つが、やーっと宇宙戦争を観に行った。スゴイね!スゴイとしか言い様がない!オソレイッタ!地面がバリバリさけてガラスの割れる凄まじい音・音。まずそーいうのに驚かされる。よくジェットコースタードラマとか展開の早いドラマに対して「ジェットコースター」なんて比喩されるけど、ソレとは別の意味でまさにジェットコースターに「乗ってる」ようなビックリの連続。アップダウンがハゲシー!ただ初めは胸がドキドキするんだがだんだんソレが「オモレーっ!」となってくる。絶対大画面で、ドルビーサラウンド5.1chで観るべき!
映画自体は昔やってたリメイク版らしいのだが、たぶん昔のと違うと思われるのは、地球に侵略してきた宇宙人が「マシーン」という巨大な乗り物(殺戮兵器)に操縦しているというトコロ。このマシーンがようは、我々が良く思い描く「火星人」、あのひょろっとしたタコのはっちゃん足8本みたいなロボットなワケ。まーそーだわなー。人間だってロボットを作って乗るとしたら人型でしょ。自分の姿の巨大化、なワケだ。
で、そのマシーンは「トライポッド」と呼ばれるワケだけど、そのトライポッドは人類が出現する遥か昔(100万年前とか言ってたっけ?)に地球の地中深くに宇宙人らによって隠されていたと。んで今回、まー何がきっかけだったのか分からないけど、稲妻(宇宙人らが起こしているモノなのかは分からないが)を利用して、その地中深く埋められたトライポッドに乗り込んで(たぶん自分らの身を瞬間転送するためにでかいエネルギーが必要なんだろね)大暴れ、とこーいうワケ。
観てすぐ「ゴジラ」とか「ウルトラマン」とかあーいった映像が思い出される。たぶん監督はかなり影響されてるんだと思うが。ただゴジラとかウルトラマンてわりかし「怪獣目線」でしょ。この映画は人間から観た映像だから、その迫力たるや尋常じゃないすよ。ハッキリ言えば「CG大会」なんだけど、地面バリバリ触手出現とか、トライポッドの人類絶滅光線(勝手に命名)照射であっというまに消滅する人たちとか。トム・クルーズ扮する主人公のまわりの人たちがバリバリ消されてくワケ。なんでトムに当たらないんだろ?みたいな(笑)。他にもまわりはガレキの山なのに、なんでトムが乗りこむ車は平気で、しかも逃げ道がしっかり確保されてるのはなんでだろーとか。地震とか最近頻繁だからそんなコトも頭かすめたりするんだけど、もーその100倍くらいのヒサンさ。全ての天災合わせてもココまでにはならないだろ、てなもんさ。でコレがずーーっと終わらない。稲妻バリバリ→ほどなくしてトライポッドが練り歩く、稲妻バリバリ→練り歩く、世界各地で、という。コレは恐怖だよ。もー全然許してくれない。容赦なし。
でキャラクター設定。トムがパパで、息子と娘のダコタ・ファニング、別居している母親という家族。この映画ではトムは仕事は有能なんだけど、いわゆる会社人間なため家庭はおろそか、どころか家族崩壊寸前という具合。息子はからっきし父親を信用していない。そんな煮え切らない日常を引き裂くような出来事が起こる。初めは3人いっしょにトライポッドの手から逃げていたが、たぶん逃げ回ってる父親の姿と、この人と居てもろくなコトにならないだろうという信頼性の欠如から来るのだろう。息子は常に「戦わなきゃ」という強い意思を持っていた。
人は生きるか死ぬかの瀬戸際に立つと、自分でもハドメが利かないほど野蛮で獰猛な動物になる。とにかく遠くへ逃げなきゃと数少ない交通手段を奪い合う。身内がどんどん離れ離れになっていく。娘を殺された夫婦がトムの娘役のダコタちゃんをさらおうとする。目の前を通っていく軍隊に「入れてくれ!」と走りこむ息子。必ず生きてまた会おう、と息子と父親は誓い、夫婦からさらわれそうになるダコタちゃんを奪い返す。息子はもういない。
でしばらく逃げ回る2人(トムとダコタちゃん)の映像が続く。途中、トライポッドから降りた宇宙人らがトムとダコタちゃんの隠れている地下室を探索したりして、なかなか息が詰まるような場面もあってホントせわしない。究極のかくれんぼ。志村後ろ後ろ!どころじゃない(笑)
でラストは何故だか、トライポッドが「枯れていく」。どーやらこのトライポッドと呼ばれる宇宙人の兵器は有機型マシーンらしいのだ。人間の血液を燃料(栄養?)にしてる。ワタクシの解釈だと、たぶん彼ら宇宙人が予想した100万年後の地球&人類(地球内生命体)がこんなにも「汚染」されてるモノだとは思ってなかったようだ、と。コレらが想定外というレベルだった、というコトなんだろな。だから世界中のトライポッドがことごとく枯れて、ぶっ倒れていくワケ。
こーいう解釈ができるのは、一応そこここに、例えばダコタちゃんがオーガニックのモノを好んだりとか彼女のこだわりを表現してる場面があったりして、そーいう解釈でいいんだろーなと思うんだけど、結局コレて果たして喜ばしいコトなんですかねー?と。
人間てそーなると「ゴキブリ」じゃないですか、と。で逆に彼ら宇宙人の方が生命体として、繊細でひ弱、と言うコトになってしまう。やっぱ雑食は強いねぇ〜、とそーじゃありません。一応監督はムリヤリながらも環境問題のコトも映画に盛りこんでるワケですな。ただ皮肉にもその環境汚染が人間に味方したワケで。たぶん宇宙人が人類抹殺しに来たのは、あまりにおバカな人間どもへの報復なんだろーけど、なんで彼らは目覚めたのかねー。なんか「リミッター」としてはお粗末なリミッターですな(笑)もーリミッターが利かないトコロまで人類が暴走してしまったんでしょーな。
でも監督が一番描きたかったのは家族の成長。家族が会えたかどうかは内緒。その目で確認してたもれ。