過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

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 やぎ本。⇒本が大好物なやぎのぢぇーむすくん(a.k.aかたこと)がオーガナイザーを務めるやぎの本棚、略して「やぎ本」。本や本にまつわる情報の紹介。神出鬼没でごくまれに登板します。
 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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 Everyday39(エブリデイ・サンキュー)⇒katakoto cafe、やぎ本。につづくかたこと第3の架空のブランド。かたこと流に「毎日が楽しくなる」新たなアイデアを加えたグッズ関係のブランドです。
 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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ランス・アームストロング フォーエバー!!!

今年はフジ(フジテレビ系列)でやらないのか?ソレとも知らぬ間に放送済、、、?なツール・ド・フランス。もー本選はとっくに終わっててたぶん今時分はスカパーで再放送してるはずだ、今回のツールでランス・アームストロング選手が引退したのであった。去年から発言はしてたらしいのだが、聞いた時はショックで、、。ただ彼自身も自転車ノリとしては歳をとってきてるので、まー納得という。
ランスという選手のすごいトコロは、彼はガンだったんですよ。そのガンを克服して、ゼロじゃなく人生マイナスからのスタートで去年の、誰もが無し得なかった前人未踏の6連覇、そして今回のV7!!という金字塔を打ちたてるという、こんなストーリーにシビレないワケがない!!そして有終の美を飾り引退、というワケであります。
そんなツール界の至宝を失う今回のレースはというと、まずスタートの前日にウルリッヒが大アクシデント。落車であと数ミリずれていたら頚動脈、という首に傷を負い、ただソレは不幸中の幸いだったのか、彼は予定通り翌日のツール本選から参戦。かなりヒヤっと選手らがするようなコトが起こってたワケだ。
USポスタル→ディスカバリーとチーム名を変えて、ソコに所属するランス。ただどーもランスが孤立する場面があったり、見た感じチーム力がUSポスタル時よりは劣るような気がした。ランスの勝ち方というのは、チーム全体で勝つ戦法なのでソコがやや気がかりではあったが、結果的には後半の勝負どころ、クライマックスでいつもの常勝パターンになってランスの個人優勝が決定した。
ランスのすごいトコロは(コレばかりだが:笑)みんなたぶん分かってる、みんなあーいう風に勝つというのが机上や作戦では考えていて理想なはずなんだが、ランス以外はソレができない。分かっていてもできない、というコト。ソレは個人の実力、チームの総合力、そしてメンタルな部分、もちろんコンディションもあるのだろうが、ランスは例えチームのサポートが欠けてたり、なにかしらの不備、ちょっとしたアクシデントがあったとしても、いざ勝負ドコロになればソレを凌駕する底力を発揮できる許容力・人間的器があるというトコロだ。この「発揮」ができるというのがポイント。全く頼りになるヒーローだ。コレはまず彼には常勝パターンを持ってる強み、というのもあるが、彼自身が病魔に打ち勝った人並外れた生命力という部分が大きい。だから観る者を魅了する。
ツールを観る人の中には彼が強すぎて嫌いな人もいるカモしれない。ただ、だからこそ彼になんとか食らいついてやろう、出し抜こうとするウルリッヒらが光るのである。ランスに向かってく彼てなんか危なっかしいでしょ(笑)。ソコが魅力なんだろな。
ランスは、観る側が思うほどの王者の余裕はなかったみたいだ。毎回毎回彼なりに接戦だったらしい。ウルリッヒには波がものすごくあって、波にのって調子がいいとランスと拮抗あるいはランスの前に出る実力を持ちながら、今回彼の爆発は残念ながら観られなかった。最後はランスに勝つコトはできなかったが来年からウルリッヒ、そしてランスも自分の後継者と認めたバッソ選手がこのツール・ド・フランスを引っ張って行くコトになるだろう。
ありがとう、ランス・アームストロング
あなたのおかげでワタクシはあの、生と死が常に隣り合わせの、その線上を一陣の風のように駈け抜けて行く、また敵でありながら時には譲り合い助け合い、歴史あるツールを走りぬく同志として、選手としての誇りとロマンを、あの線上の世界の住人たちにまざまざと見せ付けられました。ココには世界平和のモデルがあります。
アメリカの巨人よ、永遠に!