カフェがブームと言われていた2000年前後に、様々なカフェ開業本というモノが出ました。中には人気に乗じてという、中味はソレほどという便乗本もあります。わたくしは数ある「カフェ開業本」の中からこの本を押します。
この本はカフェ開業本の中で「中級〜上級」に位置すると思っています。関連本(画像)のうちの3冊持っていますが、コレらはいくつかのカフェを紹介して、開店までの流れをザッと書いたというのが基本的な内容で、初級編ですね。こーいった初級編の本は見比べても、だいたい内容が同じで(というのは一般的な開店までの流れを書いてあるので、内容は同じになってしまうんですね。)、いくつか熟読すると開店までの流れはあらかた覚えてしまうモノなんです。そしてこーいった初級編本は「ココがもっと詳しく知りたい」というよりツッコんだ部分は書かれていません。ソコで物足りなさを感じてしまいます。
そーなったらステップアップで、この本を読んでみましょう。言葉づかいや言いまわしが少しムズかしいですが、売り方のア
イデアなどよりツッコんだ内容が書かれています。
エスプレッソマシンは半自動(
セミオート)と全自動(オート)のどちらを選ぶか、などといったコトがちゃんとした論理的な理由を踏まえて書かれています。なるほどね〜の連発になるコト、請け合いです。
コレをステップアップに、やがてビジネスや経営本なんかにも興味が出てくるコトでしょう。そのための「架け橋」的な本ですね。