喫茶巡礼。
興奮も冷めやらずナンダカンダでAM2:30就寝。ワタクシはどこでも寝れるという能力はないので(コレがワタクシを旅から遠ざける理由の一つではある)、浅い眠りのままAM7:00起床。AM8:30チェックアウト。今日はカフェめぐり。昨日教えてもらったMAPを見ながら、どれだけ行けるかな〜と京都の街並みを歩く。まずはランドマーク的に、ココを基点にしていろいろ動こうとイノダコーヒ本店を目指す。早くから開いてるしね。
AM9:00イノダコーヒ本店着。もーすでにウェイティングが何組かいる。がテラス席なら空いているというコトで、時間も余裕があるワケじゃないので通してもらう。少し肌寒いけど席は満席だ。やっぱり有名だから、観光目的で訪れる人も多いみたい。店内も気品がある。でも地元に住んでるらしき人もいて、ココならではだろーな。
頼んだ「アラビアの真珠」というコーヒーは、すでに砂糖とミルクが入っているというシロモノ。てコトはその砂糖&ミルクに耐えうるしっかりめのコーヒー、であるべき。だけどワタクシにはややその「しっかり」が足りない、と感じた。砂糖&ミルクに負けてる。砂糖の香ばしい香りとミルクの脂肪が強めに感じた。だからひょっとしたらコーヒーが酸化して味が劣化するのを補うための砂糖&コーヒーなのカモしれない。ドリッパーを記念に買って店を出る。
しかし京都の街並みというのは古い建物ばかりではなく、大通りへ出れば普通に近代化された見なれた街の風景で、一歩中へ入ると京都らしい古い和の建物や洋館みたいなデコラクティヴな建物、とともに原色バリバリの下世話な建物も混在している。この光景はある意味京都でしか見られない。昔ながらの建物がいまだにご健在、というのは管理をしっかりしてたりとか意地とかいろいろな思いがあるんだろうけど、ソコに今のペラい建物とかも建ってる。昔の建物てのは時が経ったとしても「カッコ悪く」ならないように造ってあるよね。趣き・重み・味が出てくる。そーいう部分て日本人が持ってた「可愛さ」だとワタクシは思う。わび・さびていうよりもちょっと芸術的なセンス、というか。例えば二畳の茶室に無限の宇宙を込める、という。その凝縮さ加減に「おおー」てんじゃなく、ワタクシは「可愛い」と思ってしまう。今の建物というのは耐久性はあるんだろうけど、ソレ以上の「遊び」的な魂があるか、、?ただ古ぼけてくるだけなのではナイカ、、と思ってしまう。
AM9:50スマート珈琲着。ココは結構雑誌にも取り上げられていてワタクシが好きな長尾さんも押している。スマートと言えばホットケーキ、なのでホットケーキセット(コーヒー付)を頼む。ココはいわゆる地元商店街の喫茶店で、開店当時は結構最先端の店だったのだろう。そんなハイカラな空気を感じる。イスに腰を沈めるとほっとする空間。初老の男性やおじいちゃんが1人、というのが多い。彼らはココに来るのが「仕事」なのだろう。若者カップルがナントカウォーカー(ココは『京都ウォーカー』なのカナ?)を片手に席につく。ホットケーキとコーヒーの組み合わせが良かった。コーヒーは深煎り、でもペーパーで落としてるのでさらっとしてる。油分も表面に浮いてない。ココでカップの厚みとコーヒーの関係に気付く。あっさりしてるのは厚みが薄くて、こってり濃いのは厚いみたいだ。