HELLO!THE GOOD−BYE!!
いや〜久しぶりにキタヨ!何がって、髪切りに行った帰りふらりと寄ったディスクユニオンで「なつかし☆」と思って試聴したワケさ、ザ・グッバイのベストアルバム!!
ザ・グッバイというのは1983年結成で(21年前かぁ)かつて一世を風靡したたのきんトリオ(田・野・近←しかしこーやって字にしてみると「キン」はムリがあるな〜:笑)の「野」の字、現在はあゆのバックでギター弾いてたりする野村のよっちゃんが在籍していた(している?)バンドで、当時はこの人どーしちゃったんだろねぇ、と思ったよ。他の2人に比べると人気が落ちるから、リアルタイムで見てた人は同じような思いを持ってたんじゃないカナ〜。
あのー、死後評価されたりとか絵の世界ではよくある話ですな。その当時は理解されない、と。ワタクシがもし死後評価されたとしても、さすがに死後評価されてもなぁ、と思ったりしますが20年経った今、このザ・グッバイを聴いてみると当時としてはかなり実験的で斬新なコトをやってたんだねぇ。感心した。ソレをジャニーズで「アイドル」だった人がやってるという、なんか痛快。ちょっと人気にかげりが出て早々とドロップアウトして、みたいな。
聴いてみるとワタクシの好きなツインボーカルで大盛りコーラスで、チャプ4やらオバコ、ビートルズ、サーフィン、ロカビリーなどなどが頭を駆け巡り、そしてソレらが当時の「80年代」の音、チョト今聴くとコソばゆいよな照れくささに満ちた青い音にくるまって耳に届く、という。やっぱワタクシはこの「80年代」フレーバーが好きらしい。よっちゃんの声はキレイではないが、ちょっとガラというかシャガレってるというか、ソレがまたいい味出していてこのバンドを唯一無二の存在にしてる。
アイドルなのにこんなコトやって!というそのビミョーかつゼツミョーなバランスと、ソレを許してるジャニーズという器のスゴさを感じる。逆にトップを走ってなかったからやれた、というのもあるのカモね。そーいう自由さを感じる。詩はなんかくさくて甘っとろいのに、音はハードロックとかね、そのところどころのギャップさ加減がまたグっとくるね〜。ある意味dipっぽいんだよなぁ、表現方法とか。確実にワタクシの原体験と今を結ぶ橋渡し的な音楽だよなぁ。いろんな要素が詰めこまれてるね。ポンキッキから始まって80年代のアイドル歌謡曲、太田貴子とかタッチとかがあってこのザ・グッバイ、そしてPSY・Sにつながっていくような感じだなぁ、ワタクシの中では。今まで鼻で笑ってアウトオブ眼中(死語?:笑)だった方、アルバムも再発されるみたいなんで是非聴いてそのセンスにシビレちゃって下さい!VIVA!
モダンボーイ狂想曲(ラプソディー)なんて聴いたコトあるもんな〜、てか記憶に残ってんだよなぁ。おー!オボエテタヨ!てびっくりしたな。ワタクシは今聴いてる中では初期の曲群がいいね〜。
♪READY!STEADY!!THE GOOD−BYE!!!より♪
①TAKE OFF ②涙のティーンエイジ・ブルース
③グローイングアップ・デイズ ④モダンボーイ狂想曲
⑤Midnight Train ⑥浮気なロンリーガール
⑦YOU惑−MAY惑 ⑧LOVE AGAIN ⑨にくめないのがニクイのサ
⑩YES!YES!YES! ⑪Don’t Stop Kiss