Sweet物件memories②
次は4月6日にも書いたように去年の夏、かなりの本気度を持って臨んだ物件があった。この時はできれば地元でカフェを、という気持ちが強かった。何故地元かというと、やっぱり住んでいる場所だからいろいろ細かいコトがわかるワケで、よその人が参入してくるより全然かゆいトコロに手が届く。全くカフェのような気軽に利用できる場がないので。
ソレともうね、いい加減シモキタとかシブヤとかそーいうトコに作ってもしょーがないんじゃないの?と。シブヤなんて歩いてるだけでイライラしてくる。好きな場所2、3ヶ所あるのにソコに行くまでに腹が立ってくる。たしかにあんだけ人が多いから、そーいう喧騒から外れた「カフェ」なんていう存在はありなのカモしれない。あんだけいろいろあれば「隠れ家的」「自分だけが知っている」的なカフェは成り立つカモしれないが、やっぱりその街自体が好きになれなければ店を開く気にならない。
シモキタもアソコは20件ほどカフェがある。開いたり閉めたり、出たり入ったりで要は新陳代謝が激しい場所だ。そんだけいっぱいあるともーいまさらカフェを作ろうにも、三等地みたいなトコロしか物件の空きが無い。現にシモキタで比較的安めな感じの物件があって気にはなっていた。あまり人通りはないんだけどやっぱり一応は「シモキタ」だから、「ココ自分はやらないけど、誰かやるんだろな」なんて思ってしばらくしたらバーになっていた。でも思ったとおりヒマそうだ。
最近思うのはやっぱり需要のないお店はツブれる、閉店しているというコト。当たり前だよね。ひょっとしたらあまり立地はかんけーないのカモしれない。あくまで「目安」なのカモ。シモキタの街自体は大がつくくらい好きで、あの街のコンパクトさ加減や、コンパクトがゆえの凝縮さが。物件も当たったコトはある。駅前ダイエー(マルエツだっけ?)の向かいの2階が空いていたので、不動産屋に聞いたらもー他の人に契約が決まってた。ソコは1階が不動産屋(聞いた不動産屋とは別のトコロ)で2階はバーだったのカナ?要は居ぬきで借りられるカモしれなかったトコ。でも今何になっているかというと、また不動産屋!1階のとは別のトコロかどーなのか、、?ソレにしても折角の中の造作をつぶしてまで、またさらに不動産屋ノッケル必要ないよなッ!あんなトコでもったいない、とホントかなり「もったいない感」が強かったね。あとリース店舗とかもあったんだけど、良くわかんなくてやっと最近空いたのカナ?ま、でも結局なくなっても誰も困らない、気付かれない存在より、なくなったら困る存在でいたいなぁ、という思い。コレってこーいう都市部よりは地元とか郊外とかの方がそーいう存在になれるカナ?という気がする。
で話もどるけど、地元物件がNGになった理由としては見積もりが予算の倍だったのと、住んでいる町の人口が1万人程度で、その中のせいぜい1%が前の道を歩いて、店にくるのが、、てやってくとムリなワケ。いくら需要があったとしてもこれじゃ成り立たないので、もう「地元にカフェ」はソコでスパッとあきらめた。まぁそのスパッとあきらめるため、というかボンヤリあきらめて「いつかできるカモしれない」なんてへんな希望、未練を残すよりは、ちゃんと調べるコト調べて「切って」しまった方が、次に行けるし、行きたかったのもあるのカモしれない。いっぺん本腰入れていろいろ調べて、見積もりだしてもらってていうのも順序だててやりたかったし、要はリハーサルだな。お店の成り立ちとか何にどれだけ¥かけなければできないとかもわかったし。最低限コレだけいるとか、コストはコレは落とせるとか。そーいうのは実際やってみないとわからない。始めから最低限勉強になれば、とも思ってた。
今もココは空きっぱなしで、やっぱ使いづらいんだろーな、と思う。こーいう人がいないトコて治療院とか美容院とかそーいう単価高めで「予約制」でムダなく確実に¥が入る商売しかムリだな、と思う。