3つの『間』。
コーヒーはいまや特別な飲みモノではない。チェーン店で¥160也で飲めるし、それこそ缶コーヒーや自分でインスタントを作ったりすればチョー安上がりだ。では何故このようにカフェが乱立してるのか?何故安いコーヒーがあるにも関わらず、人はカフェや喫茶店に行くのか?ソコに何を求めるのか?
勿論自分好みのコーヒーや食べモノを提供したい、という理由もあるだろーが、自分を表現する手段・方法として「カフェ」を選択してるという店オーナーの人もたくさん居ると思う。簡単に言えば「職人的」と「表現者的」。たしかにコーヒーの味が違うから、美味しいからという理由はないがしろにできないが、「時間」「空間」そして「人間」の3つの『間』が人々がカフェや喫茶店に赴く大きい理由になってると思う。
レストランも空間、食事の時間を楽しみたいという理由もあるが「食べモノ(商品)」が来店理由としての割合が大きいだろう。それに比べてカフェ・喫茶店はより空間や時間が売りモノ、という面が色濃い。ソコの空間に身を置きたい、しばし浸りたい。自分を取り戻したい、「自分時間」にセットしなおしたいetc、、、。バーとかもそう。バーとレストランの中間と考えるといいのカモしれない。ようはソコに価値があるのだ。値段が決まってるからお金を払う、ではなくその値段を払う価値があるのかどうか納得の上でお金を払う。システマチックではなく「感謝の礼」としてお金を頂く、頂いてるとワタクシは思いたいし信じたい。だからワタクシ自身「あーこりゃ金払いたくないなぁ〜」という店もあったし、逆に「もっと値段高くしなさいよ!」と思う店もある。ソコの店主を粋に感じたりする。
少し話がソレたが「人間力」、もちろん接客もそーだが空間を演出するのも人間であるし(コレはお客さんも含めてのコトである)全てのおおもとは人間がベースとなっている。3つの『間』に加えて、いわゆる「間」、お客さんとのタイミング・呼吸、店の雰囲気づくりなどの「間」もあると思うが、コレは「空間」「人間」に入らなくもないのでまぁ(カッコ)として。
あなたはカフェに何を求めますか?