内装・モノ関係⑤
ワタクシのカフェの内装イメージをザッと書いてきたが、例えば今はなき「instant cafe」(画像)のようにただモノをポンポンポーンと置いてある、というのもいいなと思ってる。ワタクシは別にミッドセンチュリーとかイームズとかのコダワリはないので「モノ自体」じゃなく、このポンポンポーンとなんか1日でできちゃいました!みたいな簡便な感じ。あと行ったコトはないが関西の「Cafe buffo」。あのゴチャゴチャなんだけど、絶妙なバランスでまとまってる感じ。あーいうのは長年培われたセンスなんだよな。アレはマネできないしいいなぁと思う。ようするにカフェのイメージは1つじゃないというコト。
実は今メボシを付けてる物件がある。ソコは以前はイタリアンレストラン、ま〜レストランという大きさじゃなく実際「食堂」と名乗ってたそうなんだが、初め見た時はなんか「M」の字みたいな変形ヘンテコカウンターで、ソレや厨房設備などを含めた居抜きだったので「むむむ」とウナリ、パスしたのだった。だが今は普通の部屋仕立てにして「貸室」として貸し出している。あのヘンテコカウンターも勿論ない。コレは「おっ、、」と思ったね。敗者復活?と。
居抜きというのは造作が前の店そのままなので、手を加えないと以前の店に来てた人たちは「なんか変り映えしなーい!」となる。ヘンテコカウンターイタリアン→部屋、というコトはもー部屋になった時点で誰もソコに足を踏み入れてないわけだから、『なんか変り映えしなーい』はなくなるのである。というコトは例えばワタクシがソコを借りたとしても、内装にソレほど手を加えなくてもいいコトになる。勿論今まで書いたように「イメージ」はある。だがソレは別として、必要最小限でOKという考え方もできるのだ。コレは支出抑えるには大きい。
だからココはそのまま「部屋カフェ」としても通用する。非常に珍しい。商店街の通りに面した2階物件、以前はイタリアン。店だったので通りに面して窓ガラスが大きい、そんな物件を貸室にして果たして「部屋」として借りるモノズキな人はいるのか、、??普通「部屋カフェ」といえばどっかのマンションやビルの2F3F、という具合。こんなトコで部屋カフェが成り立つ。非常に珍しい。しかも近くに大学がある。次回につづく。