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 ◇最新ブログタイトル◇   『Overcoat's(オーバーコーツ)21年ぶりの新アルバム!『9 numbers,Groovy!』を聴いて。♪♪その5♪♪』 

Overcoat's(オーバーコーツ)21年ぶりの新アルバム!『9 numbers,Groovy!』を聴いて。♪♪その4♪♪

最後はMake Me Smile。オバコとしての初出はモナークレコードのオムニバス盤『Chaan!Ban!Thank You Ben.』に収録されてるモノなのかな?今回はPart1とPart2とに分けられて収録されているけど、かなり野心作というか実験作だな~と思った。この曲も「枠にとらわれない」につながってくる。収録曲のラストを飾るにふさわしく、Part1のほうはDoraさんのボーカル、Part2のほうはベースのショーゴさんのボーカルという2部構成になっている。この曲も今回再録音されたモノだ。

『Chaan!~』に収録されてるモノより、Part1はキラキラ度増し増しに仕上がってる。『Chaan!~』版Make Meは、Part1の歌詞のShe(女性)目線のみで曲が成り立っているけど、ソレに今回Part2として新たにHe(男性)目線の歌詞が加えられて(Sheに対比するHeの設定)、ボーカルもソレゾレDoraさんショーゴさんが受け持っている。

聴き比べてみると、Sunshineでも思ったコトだけど『Chaan!~』版Make Meは、今あらためて聴くと正直ちょっとバタバタ感がある。つんのめり感とでもいうか。一方今回のMake Meはテンポが若干ゆっくりになってるのもあるけど、演奏に落ち着きや確かさ、自信も感じられ、、というコトはソレだけ現在の演奏力のレベルが上がってるというコトを意味する。

この場合の「バタバタ感」というのは別に悪い意味ばかりではない。ソレが疾走感だったり「頭より体が先に動く」みたいな衝動だったり「理性より感情が先立つ」だったりにもつながってくる。イコール若さみたいなコトだ。このMake Me Smileという曲は、おそらく今回収録された中でも一番歴史が古い曲だと思う。現在オバコのボーカルであるDoraさんがPomps時代に作った曲で、Pomps在籍時はドラム担当だったDoraさんが、この曲を作ったコトによって、前に出てきてボーカルとして歌うきっかけになった、ある意味記念的な曲でもある。なので曲自体若いしシンプル。10代!て感じがする笑。

はじめスピーカーレス(笑)のレコードプレイヤーに耳をそばだてて聴いたときに思ったのは「いっそのコト、初音ミクに歌わせて思いっきり振り切っても面白いカモしれない!」と。またはボーカルにそういうデジタルな加工を思いっきり施してデジタリックな方向に振り切っちゃってもいいんじゃな~い。ソレは次のPart2でも思ったコトなんだけど。オバコデジタルリミックスバージョンとでもいうか。そういうのはDJとかに任せたほうがいいのかな。でもとうとうというかいよいよというか、本人たちが自分たちの昔の曲を元ネタにして遊び出した、ていうのがなんだか感じ入るモノがあるというか興味深いというか、、。

自分のコトを引き合いに出すのもおこがましくて何だけど、たとえば自分が20年前30年前に描いたラクガキとか見たりすると「自分が生み出したモノ」という感覚があまりない。もちろん記憶はあるワケで、たしかに当人が描いたモノではあるけど、別人が描いた感が強い。ソレだけ時が経てば別人になってるというコトを言いたいんだけど、、。ようは昔の自分たちの曲をネタにできるくらい、客観的に見れるくらい時が経ってるというコトだ。

先にも書いたようにオバコの曲は「どこかで聴いたコトのある」という曲のフレーズだったり曲調だったりがあちこちに散見、オマージュされてたりする。まったく音楽方面の知識&情報&用語にウトいワタクシが知らないだけで、ソレゾレ元ネタが存在するはずだ。そういった昔の曲たちと同じような感覚で自分たちの曲もネタにし出したというのは、ソレだけ自分たちにもレガシー、蓄えてきた財産があるというコトで、コレを使わない手は無い。逆に言えばこういう「過去の自分たちの曲を元ネタに」というのは「ソレだけの歴史が無いとできない」というコトでもある。若い頃は疾走感という勢いだったり輝きであり良さ青さがあるけど、こういったワザは若い頃にはできない。ソコは現在のオバコのアドバンテージの1つでもある。ただ音楽に限らずなんでもそうだけど、一方で歴史があるジャンルには「昔は良かった」という声がツキモノ。オバコ自体も「過去の自分たち」を張り合う相手として想定してるトコロがあるようだ。

ところで、なんとなーくSunshineがオバコを代表する曲になってしまったなー、というのをワタクシは感じている。いや、たしかにSunshineは「オバコといえばコレ」という曲だろう。ノリは最高だし反応もいいだろうし「アレやってよー!」てな具合に求められる曲であるだろうし、毎回ライブではやるし。本人たちにもこういった名刺代わりの1曲があるというのは強みでもあるし、無いより全然良いワケではある。めちゃくちゃキャッチーだから、一見さんのココロをわしづかみにしてしまう威力もある。

ただ一方、ソレは良い面もあれば悪い面もあるよなーとワタクシは思ってる部分も全く無いワケでもない。求められるからといって第2のSunshine、第3のSunshineばかり作ってるワケにもいかない。強力な曲の輝きだからこそ、他の曲がその光にまぎれて見えなくならないか?というのが勝手に若干ながら危惧してるトコロだ。もちろんオバコからすればそんな勝手な危惧は余計なお世話でまったく意に介さないだろうから安心してるが、聴く側によって勝手にオバコの「枠」が作られてしまう気がしないでもない。でもSunshineが作られたのは先にも書いたように1999年以前の話だ。若さバリバリ疾走感バリバリの曲を2022年の今求められても、正直しんどいだろう。

今回のアルバムにも収録されてるけど、2006年オバコ解散時にリリースされたSunshineの2006バージョンがテンポがゆっくりめになってしっとりした仕上がりになったコトにワタクシは衝撃と同時に「お!」と思った。その音に、もう今後は活動しないはずのオバコの「未来」を感じてしまったからだ。そのバージョンすらあらためて今聴きなおすと、もはや若い感じもしてしまうほど時が経ってしまったけど、当時はやや背伸びした感じに聴こえ「もし解散しなければオバコは今後こういうゆっくりしっとりした音になってく、増えてくんだろうな」と、そういうサウンドを示唆していた。そして実際今回のアルバムにはそういったゆっくりテンポの曲が増え、当時うっすら感じていた未来が正しかったコトが証明されたのだった。

今回のアルバムには、過去に作った未完成曲に手を加え完成させた曲や今現在バリバリにライブで演奏してる曲や新曲がある種の統一感をほどこされ、時間軸もバラバラにレコード盤の上に混在してる。この状態て、今我々が息をしてるこの空間そのものじゃない?とワタクシは思う。消え去ったのではなく、訪れていないワケでもなく、過去も未来も今この空間に混在している。音楽というのは、ソレを思い出してくれるモノだと思っている。映画なんかもそうだ。我々はフィルムの1コマ1コマを生きている、というコトを思い出してくれる。時間空間がレコードなのだとしたら、ワタクシたちはプレーヤーの針なのカモしれない。

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なんだかハナシが妄想MAXでデカくなりすぎてしまったけど(こういうのは何年かして読み返すと恥ずかしくなるのは知ってる笑)「後で触れる」と書いた音についても書きたい。

ただもうケッコーな文字数だな、、。明日にするか。

もーちょっとだけお付き合いのホドを笑。

Overcoat's(オーバーコーツ)21年ぶりの新アルバム!『9 numbers,Groovy!』を聴いて。♪♪その3♪♪ 

次はジョナサン。なぬ!?なんかオバコらしからぬ曲調&変則的なリズムで、都会的とでもいうかなんちゅーか「都会の街をナイトクルージング!」みたいな。ムーディーとかスペーシーとかていう言葉も思い浮かぶけど、たぶん違うんだろうな。。「オレらこういうのもできるんだぜ!」みたいな声がオバコから聞こえてくるような。か~ら~の~!いつもの聴き慣れたオバコの曲調でありテンポに変わるという変化球。こちらは「クルマでのんびりドライブ~」て感じ。ドライブしながら聴いたら最高だろうな。ちょっとHOROBASHAにも似てる気がする。なんだったらはじめの曲調のまま1曲終わっても(そういう曲があっても)ソレはソレで面白いと思うけど。

オバコていつのまにやら「コレがオバコ」ていうイメージができあがっちゃった。枠とでもいうのか。ソレは良い面もあれば悪い面もあると思うけど。あとでも書くと思うけど「もっと自由でいいじゃん!」ていうのが今回のアルバムには感じ取れる。

歌詞の感じは「月曜日は市場へ出かけ~♪」て何だっけ?『一週間』て歌か。アレの感じかな。あっちは暗いけどね(ロシア民謡だからか)。この曲はその2に書いたように「人生晴れの日もあれば雨の日もあるさ!」タイプだな。「R.H.C.P.」てのはRed Hot Chili Peppersてコトなのかな。日本人がレッチリて略すのと同じなんだろな。この「R.H.C.P.」のR(アール)と「Sunday」のSu(サ)の母音の(ア)が韻を踏んでるから「雨でも(あ-めでも」ていう日本語にしたのかなと勝手に解釈したけど。

勝手ついでに推測するけど、たぶんSundayに「日曜日」ていう意味と「晴れの日」ていう両方の意味があって。SundayとSundaysだモンな。わざわざsを付けて使い分けてるワケだから、たぶん合ってる笑。すると「晴れでも雨でも」ていう歌詞をSundayとRainy day(レイ二ーデイ)にしちゃうと韻も踏めないししっくりこなかったんだと思う。ソレよか「『雨でも』がいいなぁー!』となって「日本語だけどどいいや!」てなったのカモしれない。その決断はたぶん正しい笑。

で、もっと勝手推測を押し進めると、ジョナサンで「雨でも」て日本語にしたから、次曲のSuch a Groovy Nightも日本語詞にしちゃえ!てなったのカモと。英語詞→インスト→日本語詞ていうウヨキョクセツがあるてコトは、たぶんDoraさん的になーんか納得行かない感というか決め手に欠ける感じがあったのかなと思う。そのひっかかりが頭にくすぶってたから、ある時「日本語にしよう!」て閃きがあったのカモしれない。

でもコレでオバコ的には歌詞作りの表現の幅が広がったんじゃないかな。日本語英語どっちかで歌詞作ってもいいし、ちゃんぽんでもいいし。この曲でも「枠にとらわれない」ていうのが表現されてるよね。はじめ「日本語詞に挑戦した!」と話を聞かされて、その後ライブで聴いて、たしかに断片的に日本語は耳に入ってはくるけどそんなに違和感無いよなと思ってたら、そりゃそうだよな。歌詞見たら音楽の用語とか機材とか横文字がいっぱいだもん笑。まーもちろん日本語的に歌ってるワケだけど。でもこういうスタジオノリというか内輪ノリな歌詞て1回しか使えないよねきっと。そう何度も使えるネタではないかな。もちろんこういう肩の力が抜けたのも全然ありだと思う。

曲調は、ま、ジャクソン5だよね、元ネタは。ワタクシでも分かる笑。でも「ワタクシでも分かる」てのが案外キモだったりするんだよな。いやはじめライブで聴いたときは「何だっけ?コレ聴いたコトあるんだけど、、」だったんだけど笑。「あーコレ、うちにスティールパンで演奏してるCDあるわ!」ていう。なんか聴いたコトある、馴染みがあるよなと思ってたら思い出した。

タイトルが思い出せないけどどっかで聴いたコトがある曲の曲調だとかある一部分とかフレーズとか、そういうのをうまいコトオマージュするんだよな、このオバコていうバンドは!その選曲具合がワタクシにちょうどいいし、次の新しい曲は何の曲が元ネタなんだろ?ていうそんな期待もあったりする。この知ってる曲がこういう風になるのかー、とかこういう展開するのかとか、そういうのが面白い。

声もいいよなぁ~。なんちゅーか「優しい」というか。優しくなったなぁ。この曲では肩の力抜けて、ラフな感じちゅーの?音程的には真芯は捉えてないんだよね。芯は食ってないんだけど、出切ってない、ぎりぎりコースいっぱいみたいなはずし方ていうか。ていうのもこの曲歌ってみると分かるんだけど、ケッコー音が上下行ったり来たりする。だから音程の芯は捉えにくい、てのはある。でもそのあえての外し具合がこの曲にはマッチしてるなー。

ところで、何で『ジョナサン』て付けたんだろ?まージョナサンつったら『かもめのジョナサン』しか思い浮かばないけど(もしかしてファミレス??つっても関東圏にしか無いし笑)。しかもカタカナ、、。「晴れの日でも雨の日でも前に進むのみ!」ていうのをジョナサンの姿になぞらえたのかな、、?

つづく

Overcoat's(オーバーコーツ)21年ぶりの新アルバム!『9 numbers,Groovy!』を聴いて。♪♪その2♪♪ 

今回のアルバムには歌詞シートというかインデックスが付いてるので、少し歌詞にも触れようかな。

CDのリリースが、Daysは2002年、Ringin'Lifeは2004年、Sunshine Bluesは1999年(マキシ収録)。Sunshineはマキシにも歌詞が付いてたのでどういう歌なのかは知ってるけど、リリースからだいぶ時が経って今回やっとDaysとRingin'Lifeの歌詞の全容が明らかになった。リリース時からすでに20年近く経ってるんだから、うろ覚えもいいけどそろそろ答え合わせさせてよ!笑、てコトではじめて2曲の歌詞を目にしたワケだ。英語詞だから細かい訳は分からないけど、ざっと頭の中で単語を拾って直訳してみたら、だいたいもともとイメージしてたような歌詞の内容だなとは思った。

1曲1曲一所懸命作詞してる(しかも英語で!)Doraさんにはあまりにザックリし過ぎてて申し訳ないけど、↑の3曲に限らずこの後に書くジョナサンもそうだけど、オバコの曲は「失恋して立ち直って元気を取り戻す(取り戻して!)」「人生晴れのときもあれば雨のときもあるさ!」のような歌詞が多く、ある意味一貫している。暑苦しくなくうっとうしくない、オバコ流エールの送り方。Dora節オバコ節であり、オバコの歌詞の世界観。あとJIMていうキャラクターがSunshineと後で書くGoodbyeにも出てくるなーとか。オバコ歌詞世界の架空のキャラ。こういうのはただライブで聴いてるだけじゃ分からない。文字を目にするコトではじめて分かるコトだ。

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今回のアルバムにはすでにおなじみの曲以外にも新曲が3曲収録されてるので、ソレらの曲について書くコトにする。

まずはGoodbye(You're CENTER OVER MAN)。「CENTER OVER MAN」てのは「自分のココロの中にいる人、中心にいる人」ぐらいの意味なのかなー。でも大文字てコトは「ウルトラマン」みたいな固有名詞てコトだよなきっと。JIM&NICO(この2人も大文字。たぶん2人とも少年)の2人がそう名付けたんだろうな。何か2人が大事にしてたモノ(たとえば「思い出」「良き子供時代」とか)とお別れする、ていう歌なんだと思うんだけど、、てなんだかDoraさんがニヤニヤしてそうな姿が思い浮かぶんだけど笑。まぁ何を当てはめてもいいのカモしれない。そういう一見「別れ」ていうシチュエーションで切ない場面なんだけど、意外とあっさりしてるというか、曲を聴いた後の印象は悲しくないんだよな。感傷的でなく清々しささえ感じられる。だからこの2人てのは「先」があるんだよね、おそらく。またはホントに「CENTER OVER MAN」ていうヒーローがいて、今まで助けられて2人の心の支えになってくれたけど、いよいよお別れするときが来て、ボクたちは明るい未来に向かって旅立つからさようなら、元気でね、バイバイてコトなんじゃないかな。で、たぶん2人はこの先自分の人生を歩んでいく、ていうそういう歌。視点にあたたかみがあるんだよな。歌の登場人物に注がれる作詞者の慈しみというか、優しい視点があったかい。

曲調としては、まずはじめて聴いて思ったのは『See The Sun』だなていう。裏See The Sun。もちろん歌ってる内容はちがうけど、たぶんテンポはいっしょ。コレもオバコには失礼カモだけど「どじょうすくい」が似合うテンポでありリズムだと勝手に思ってる笑。どじょうすくいのフリで、ゆっくりゆったりめのテンポ。そしていつものオバコの曲の感じとは若干毛色がちがう感じのするイントロではじまる。ダウナーとまでは行かないにしろ盛り上がってく感じではなく、そのいつもとはちがう感じ=お別れの歌、てコトを表現してるんだと思う。「感傷的ではなくむしろ清々しささえ覚えて、でも切なさもあって」ていう微妙で複雑な感情を、曲全体で非常にうまく表現してるなぁ~と思うのだ。

インデックスを読むと曲自体は「オバコ黎明期の1stデモテープ(1998年)に収録」されてるというコトなので、たぶん同時期に作られたんじゃないかな。時期が古いからなのかこっちのほうはある種歌詞が洗練されてないというか、オバコの英語詞にしては珍しく「飲み込みづらさ」がある。

「食」の表現のほうがたとえやすいのであえて使うけど、基本オバコの英語詞て飲み込みやすいんだよ。すごく耳にスルっと聴きやすく入りやすい。たぶん言葉=音として捉えて、聴いたときに違和感がないような歌詞を心掛けてるんじゃないかなと思うんだけど。あまりひっかかるトコロがなく聴いてても耳に心地良いというか。でもこの曲に関してはあえてなのカモだけどひっかかる感じにしている気がする。ただこのひっかかる言葉の数々=食感の面白さにつながってる。「But I can't~」の部分とか「JIM&NICO」の「CO」の字余り感とか、かと思えば「fallin'in love again」「CENTER OVER MAN」の音を間延びさせないでコンパクトに歌ってるトコロとか、いちいち食感が面白い。耳にくすぐったい感があって、つい口ずさんでみたくなる。なんだったら一日中脳内でエンドレスに無限ループしてしまう。

リズムからしても個性的で、イントロの「ズダダダッダドン」などコウゾウさんによるドラムの印象的かつ独特なフレーズが曲のあらゆるトコロに散りばめられていて、ドラム以外にも1つ1つ上げてたらキリが無いくらいいちいち耳に面白く、クセになる。中毒性がある。ソレら1つ1つがある種のグルーヴを紡いでるんだろうな。今インデックス見たら「シャッフルビート」ていうのかぁ。あと間奏のシャバオさんのオールドグレッチ(ギター。インデックスのそう書いてある)の甘く切ない音色。この音色については後々でも書くけど。

最後の「I(Ah)~」て尻切れで終わる感じもいいよねぇー。尻切れというか名残惜しさの表現というか。で終わりかと思いきや「チャン♪」て小さい音で〆。なんか『CENTER OVER MAN』ていう物語があったとして、その物語でいうトコロの「Fin」「完」ていう感じ。画面右下に控えめに出てくるエンドマークが思い浮かぶ。

つづく