モータースポーツはどうなってしまうのか。
つい先日、ポルシェが2017年末でWEC(LMP1−Hクラス)撤退というニュースがあった。昨年アウディが撤退し、残るはトヨタのみで、今後のトヨタの去就が注目される。たとえトヨタが参戦継続するとしても、1チームではルールやレギュレーションはそのままというワケにはいかないのでは。
でもまだコレはほんの序章に過ぎないのではないのだろうか、とワタクシは昨日思ってしまった。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20170726-00073766/
「2040年 自動車 フランス」などで検索にかけてみれば分かる。ヨーロッパの国、ドイツやフランス、そしてこの記事のようにイギリスも今後内燃機関(ガソリン、ディーゼルエンジン)を持つ自動車の販売を禁止するようになる。そしてEVにシフトする。というコトはモータースポーツの世界にもそのコトが影響を及ぼす可能性は大きいと言えるだろう。
ワタクシが昨日考え付いてしまったのは、EVにシフトするヨーロッパの自動車メーカーの、モータスポーツからの撤退である。
F1で言えばメルセデスやルノー(というコトはレッドブルも可能性は高い)、そして下位カテゴリー(フォルクスワーゲンエンジン供給がなくなる等)その他いろいろ、、。そうなれば、もうモータースポーツ界は崩壊である。最悪ケース過ぎてソコまではありえないカモしれない。でもあらゆる競技は市販車の広告・宣伝や技術的なフィードバックというメリットがあるから参戦してるのであって、ダテや酔狂でやってるワケではない。企業にとってメリットがなければ、またはメリットよりデメリットのほうが大きければ撤退も十分ありえるのである。
http://jp.autoblog.com/2017/07/28/porsche-wec-formula-e/
現にフォーミュラEでは、4シーズン目からはアウディが本格的に参戦し、5シーズン目からはBMW、6シーズン目からはメルセデス、ポルシェが参戦する。日本の日産やホンダもフォーミュラEに興味を示している。
となると、世界中で残るモータースポーツといえばフォーミュラE、インディーカー(アメリカは内燃機関はやめなさそう)、F1ならフェラーリはやめなさそう、あとは日本国内のスーパーフォーミュラとかGTとか?そのへんぐらいなんじゃないだろうか。
崩壊をさけるとするなら、少なくとも市販車と同じように内燃機関→電動化(EV)に全て置き換わるんじゃないだろうか。WRCとかのラリーも全部EVに切り替わる。
時代はAI、自動運転、EVという流れだ。
10年後、モータースポーツの世界は様変わりしてるカモしれない。
追記(8月3日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-00010003-msportcom-moto
フェラーリ以外のグループ会社でならフォーミュラEの参入も考えてるらしい。
『しかし、マルキオンネはフォーミュラEへの参戦はフェラーリではなく、アルファ・ロメオやマセラティ、フィアット、ダッジ、クライスラーを含む、フィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)グループ内の他のブランドを使って行うことを考えているようだ。』
『「しかしながら、我々はFCAとして(参入を)考えている。もし参戦を決めた場合、グループのどのブランドを使うかは、今はわからない」』