1人じゃ続けられない。
書店で高橋源一郎氏とSEALDsの本をパラパラ見た。よく読みこんでないからアレだけど、どうもSEALDsの代表の人は、「目立ちたがりの若者」というレッテルではなくて、将来的には裏方とかそういう側に回りたいような感じだな。今はとりあえず自分が声をあげてるけど、みたいな。
1人が声を上げ続けるのは限界があるワケだよ。ノドもつぶれちゃうし、ソレこそ生活があるし。だから1人よりたとえば10人、自分みたいな人がいた方が、その10人で持ち回りでかわりばんこでできる。10人で拡声器をパスしながら、高いテンションを維持しながら、えんえんと声を上げ続けるコトができる。だから1人で目立つよりは、自分みたいな人がより多くいた方が良いワケだ。そのほうが運動を長く続けられる。1人で目立ってたら疲れちゃうよ。だから思想を統制しないで、いろんな分野の人が誰でも参加できて声を上げられる。そういう「出入り自由」にしたほうが規模も大きくできるし、たとえ自分がいなくなったとしても、代わりの人がたくさんいる、という状態にできる。今日はA団体で、明日はB団体で、というふうに持ち回りができる。
ようするに「長い戦いだ」というのは自覚してるワケだね、代表の人は。そういう「この戦いは長くなる」という、簡単に勝ち負けとか結果が分かるようなモノではない、というのを、どれだけの若い人たちが耐えられるか、こらえられるか、だな。やってもムダじゃねぇかとか、いったいオレは何やってるんだろうとか、虚無感、自分との戦いにもなってくるだろう。ココロが折れる折れない、という。
だから1つのコトで一喜一憂しないコトだよな。最終的な目的をしっかり見据えて、ソコを目指すと。