かゆいトコロに手が届く。
女子サッカーを観てて、異口同音的によく耳にするのが「いてほしいトコロにいる選手」、ソレが澤選手。ワタクシは全くのシロウトだけど、思うに澤選手には「野生」を感じるんだよな。センサーしかり予測反応しかりボールに対する嗅覚しかり全体を把握する五感しかり。サッカー選手て、こういう一流の人は、ようは「気配りの天才」なんじゃないかとワタクシは思う。インタビューの受け答え1つとっても同じように思う。
澤選手が出場してないなでしこの試合では、いてほしいトコロ=たとえば空いてるスペース、にいる選手、がいないというコトがままある。澤選手はそういった空きスペースを確実にツブしている。だからこそその分、他の選手が自由に動き回れる、というのがある。もちろん精神的な支えという意味合いも大きいけど。
コレは澤選手の飛び抜けた能力だと思うし、なかなかこういう能力を持った選手がいないからこそ、代表に選出される。大儀見選手なんかわりと近いモノはあるんだけど、惜しい。澤選手の半分ぐらいな印象。
スポーツてあんまり人間的にやってもダメで、野生と人間の両立が大事なんじゃないかな。人を超えなきゃいけない。動物的直感とかさ。野生と人間の、高いレベルでの両立。そのレベルがめっちゃ高いと芸術的に映るんじゃないだろうか。