あまからちゃん。
『あまちゃん』、評判いいんですってね。まぁワタクシ、『○ンピース』とか「○上春樹」とかいわれても基本「ケっ」ていうアマノジャクな態度のあまからちゃんなんでね(笑)、スルーしてましたけど。でも昨日と今日の昼、チラ見しましたよ。チラリと覗いてみました。
なるほどね。コレはハマるんだろうねー。まぁパターンとしてはこういうのは割とあるんだろうけど。ほほえましいわなー。
朝が本放送なんだっけ?いずれにしろこの時間帯は、主人公と同じ「学生」は基本的には学校に行ってる時間だろし、すると主な視聴者は「学生」を卒業した「学生以外」、の年齢層になるんだろうね。だから逆に「あの頃」に重ね合わせて感情移入する、てのはあるのカモ。
ワタクシは見てからしばらくして「あー、、、コレは少女マンガだな」と。まーもちろん2回しか観てないんで、たまたま恋愛物語の回だったのカモしんないけど。なんかよく知らないけど『君に届け!』とか『はちみつとクローバー』とか書いてる漫画家さんにマンガ版あまちゃん描いてもらったらいいカモしんないねー、とか思ったり。絵柄的にね。現代的なタッチでさ。まー挙げた2作品とも読んだコトないから、あくまでイメージとしてなんだけど。
で、少女マンガてオッサンは慣れてないワケですよ。日頃接してないワケで。だからああいうモノを見せられると、オッサンの中の乙女心が刺激されるんだろうな、きっと。ああいう世界に慣れてないモンだから、ああいう世界を見せられると、ふだんは無意識層の引き出しにしまってるんだけど、その引き出しををガチャガチャいわされるんだろね。ガチャガチャやられて、そのスキマからひゅるりと乙女心が漏れ出てくる。
でも「神様」とは言わないけど、人より高位の存在というか上の存在からすれば溜め息モノていうか、「やれやれ」と思ってんじゃないのー?やっぱ恋てのは人間?女子?にとって「最高で最上の玩具」というかね、そうお考えなんじゃないかしら。愛ではないわね。まったく愛ではない。親友同士とか関係なく好きなら奪い取れ!てんだから。まわりなんか関係ない。2人の世界があればいい、ていう自我とか執着とかの丸出しだからね。神様とか仏様てのはそういうモノとは真逆の方向でしょ?まわりを翻弄するし、男どもも翻弄されるし。タツマキとかタイフウの類というか、とにかく「暴風」だな。暴風少女。まぁ「業」ですわな。
でもだからこそいろんな映画ができるし、TVドラマができるし、ラブソングができるし、エンターテイメントができるし。「好きだ!」て言えればいいけど言えないから、気づいてもらうためにいろんな策を講じたりして、ソコにお話が生まれる。「好きです」「はい」じゃ2コマで終わっちゃうからつまんない。言えないから話としては面白くなる。
でも、しょうがないわね。10代には10代の恋があって、ホレタハレタでワーキャー言ってさ。様々な年齢、その時その時でいろんなコトがあって、華々しく散ってやがてこの世を去ってく。あの人にぎやかだったねー、いなくなってさみしいねー、ていわれるのが人としての幸せなんだろうからね。