冗談の効能。
本日はエープリルフール。でも今年は自粛します。決してネタが無いワケではないけど(笑)。
張り詰めた緊張感、というかちょっと気まずいような場の状況てあるでしょ。そういう時に誰かが冗談をポロっと言う。そのコトで場の空気がほぐれて、人の顔が和らいで笑いのひとつでも起きる、みたいな。そういうのて必要だよね。ソレが冗談の効能の1つだと思う。
ある意味リスクがあるワケだよ。そういう場で冗談を言うのは。こんな時に言ってる場合じゃないだろ!て怒られるカモしれない。今、不謹慎不謹慎て言うけど、でもワタクシはある程度は必要だとも思う。もちろん悪意があるモノや、悪意がなくても冗談とも受け取れない、誤解されてしまいそうな言葉は避けるべきだけど、でも悪気がないなら、度が過ぎない程度に冗談を言うのて「あり」だと思うな。誰かがリスクとって、フライング気味に言う。そのコトで叩かれたりするカモしれない。でもその人のおかげで、その後笑いが言い合える素地というのカナ?下地、ベースができてくんだね。だからある程度KYな人てのもワタクシは必要だと思う。
そばに寄り添って話を聞いてあげたり、相手の気持ちを慮って沈痛な顔をしてそっとしてあげるのも大事だけど、そんな暗い顔してうつむいた者同士が集まっても元気にはなれない。慰めるのも大事だけど、元気も大事。人が4〜5人でも集まってるトコロ、会話の中で1人が冗談を言ったなら、そのコトで肩の力が抜けたり、凝り固まった感情と頭の筋肉が緩んで顔が綻んで、「こうして下向いてばかりいてもしょうがない。コレから頑張ろう!」て勇気が湧いてくるカモしれない。
ただそういうキャラの人、てのはあるよね。そういうキャラじゃない人が言っても冗談と受け取られない場合もあるけど(笑)。だからデーブがツイッターで言ったダジャレが受け入れられてるんでしょう。彼はもちろん震災前から言ってるし、そういうキャラの人だと認識されてる。ソコがある意味「信頼」につながってるんだろうね。彼はそういう意味でも自分の「役目」を知ってるワケだよ。サッカーのカズ選手がシュートを決めてカズダンスを踊る。コレも役目。カズ選手はやっていいのか迷ってたらしいけど。何も大それたモノばかりじゃなく、「役目」てそういう些細なトコロにもある。
その人の特性というか資質というか。ソレを他人のために生かす。ソレが役目。
阪神淡路ではどうだったのかな?と思う。関西人は日常が「笑い」だから、そういう意味で民族的に今回と違う部分てあったのカモしれない。でも「悲しい笑い」だったのカモしれない。だけどその「笑いに支えられた」ていうのは確実にあると思う。ソレが日常を彩ったというか形作ったというか。だから震災後により強く「笑い」を関西人のアイデンティティーとして、誇りに思ったのカモ、、と勝手に想像したりしたな。
だから言葉の力てのも時に大きなモノだと思うよ。誰かが言った些細な、ほんの一言で元気を取り戻したり、前を向いていけるようになる。
冗談の他に、屈託ない子供の笑顔とかネコとかイヌとかそういう弱き者たちの存在も。そういう存在がただいるだけで、場の空気がほぐれる。
東北は笑えてるだろうか?会話の中で笑えてたらいいな。笑って、ソレゾレのココロの中に平穏を、日常を取り戻して欲しい。