情報発信を。
いわゆるタイガーマスク現象が一段落して、今朝TVでチラッと見ただけだけど、施設側からの意見というか、善意を受け取る側からの意見みたいなのをやってた。すぐチャンネル変えちゃったからよくは分かんないけど、ようは「善意のミスマッチ」というコトもあるみたい。ランドセルとかはいいのだろうけど、なかには賞味期限があと数日で切れそうなお菓子(?)、とかまぁ食べ物の類を送ってくる人もいるらしい。でもそういうのをもらっても自分らは食べるのには困ってないし、そういうモノをもらうのが、なんだか物乞いしてるような気分で昔は嫌だったというような、昔施設にいた人が発言してた。
こういう施設側にいる人の意見を聞いて思うのは、ワタクシたちはこういう施設の実態・現況を実はよく知らない・分かってない、というコトだ。『タイガーマスク』というのは漫画にしろアニメにしろ、もう30〜40年前の話である。その昭和の施設のイメージ(あくまでイメージに過ぎない)と平成時代の現在の施設の状況というのは、ケッコー違うんじゃないか?とワタクシは思う。昔のイメージや先入観だけで、こういったタイガーマスク現象が行われてやしないか?ソコに善意のミスマッチが起こると思うのだ。
ワタクシは施設側の人もある程度の情報、自分たちの今置かれてる状況というか暮らしぶりというか、そういった情報を何かしらの形で発信する必要性があるんじゃないか、と考える。昔の、しかも言葉は悪いけど「施設の人=貧しい」みたいな短絡的なイメージしか一般人は持ってないから、善意のミスマッチみたいな事態も起きてくるのだと思う。
ランドセルを贈ったりする人はよかれと思ってやってるコトなので、ソレはソレで大変良いコトだと思う。私が前に書いた「善意の匿名性」である。アレを書いた後、タイガーマスク現象が起きたので少々ビックリしつつも、落ち着くまで静観してた。アレを例えば名を名乗るようにするとか義務とかなんだでシステマチックにするのはオカシイと思うし、ナンセンスなコトだと思う。ソレはそのままそっとしておきたい。
ただ寄付というのは今回のタイガーマスク現象以前からずっと行われてるコトのようなので、その寄付を受け取る方はただ受け取るばかりよりは、自分たちは今の状況はこうです、とか贈ってもらったコトでコレコレこう役に立ちました、ぐらいの反応であり情報発信をネットなりでいいので、した方がいいんじゃないか、そのくらいのコトはしてもいいのでは?と考える次第である。ブログとかホームページならテキスト文と画像のUP程度でいいのだから。現状を伝えるコトで、結局はお互いの幸せにつながると思うのだ。