たむらぱんばかり聴いてる。
ここんトコずっと聴く歌が無いのでたむらぱんの歌ばっかり聴いてる。彼女はPVがたくさんあるので非常に重宝してるし、観てて楽しい。『ナクナイ』が3rdアルバムというのが「まだ3rdなの??」ていうぐらい、シングルでは無い単なるアルバム収録曲でもPVがある。
で、聴いてるとやっぱし彼の歌は「自己肯定」なんだな。でも考えてみればそうやね、てね。まー前にも書いたカモしんないけど「今の自分を信じれないで次進めないやん」てコトでしょう。否定したトコロで今の自分は今の自分なワケだし。もちろん「自己肯定」に行き着くまでにはアレコレウダウダ考えるワケで、おそらく彼女自身もそういう人なんだと思う。もっと上!とか、自己否定で、慎重になったり。でも歌で自分のそういうトコロを鼓舞してるというかね。そんな気持ちは嫌だからさ。『責めないデイ』なんてそのまんまのタイトルだけど『バンブー』とかそういう歌からも分かるように「とにかく今の自分を肯定してみよう」というトコロから始めよう、という感じがする。自分に対しても歌ってるんだろうね。頑張ろう!て。
彼女自身の発言で「自分の今が素晴らしいと思える強さ」というのがあるんだけど、コレなんかはたしか『バンブー』の時だったかな?今までいろいろあったしこの先もいろいろあるだろうけど「しなやかな強さ」でいれば大丈夫だよ、というね。ソレには今の、現状の自分を信じる。自信を持つ。そっから未来への扉を開く勇気が持てるワケだな。「ドアノブにそえた手をみつめ、『強くなったね』と胸張って進め」というのはまさにこのコトだ。常にそういう歌を歌ってるね。
でも、ただ勇気を出して飛び出せばいいというような歌ばかりじゃなく『回転木馬』みたいに、その先の、大空へ飛び出した先の不安・不自由もちゃんとふまえて歌ってるトコロがえらいというか。でも一周して、そうなんだけどやっぱりソレでも扉を開こうてトコに戻ってくる。ソコらへんの葛藤みたいなトコも併せ持ってるんだよな。『バンブー』とか聴いてるとホントそう。現状維持でもいたいけど、現状は現状で認める自分もいながら明日への希望も持っていたいというね。
ちょっと前の歌は「元気なたむらぱん」カラーが割と強調されてるPVが多いね。『ハレーション』好きだな〜。元気娘!て感じ。ま〜あの浮き輪でグルグル回るのは大変そうだけど(笑)。最後のリピート部の「君の涙に笑顔も足して、大人ぶってないで本音で泳ごう」のトコロの歌詞いいな。
『ハリウッド』も可愛らしい。黒人の人とフリの指差すトコロがバランバランで合ってないのがいい(笑)。ワザとだろうけど。最後は合ってるモンね。最後なにか手から足からちぇいちぇい出してるのも好き。なんかちっちゃいおもちゃが動いてる感じがして(笑)。『責めないデイ』のリピート部の「ソレもいいよ」部分のフリも可愛らしいし。
『ぶっ飛ばすぞ』の水森亜土嬢的な冒頭とか、描いたキャラたちといっしょに踊ったりしてるのも楽しい。
他にも『へぶん』とか『お前ぶただな』とか『ジェットコースター』とか。
そういう楽しい系ばかりじゃなく、『ゼロ』とか『アミリオン』とかもね。『アミリオン』好きなんだよな〜今。『ゼロ』と『アミリオン』て響き合う歌同士だと思うけど。ちょっと自分がダウンな状態のトコから、最後には頑張りましょうよ、ていう。『アミリオン』はたむらぱんの曲にしては珍しくスタイリッシュなんだよな。女のコに響く歌なんじゃないかな?PV自体も好きだしメロもいいし。PVは1番はアンニュイなんだけど2番になってだんだん元気を取り戻すという感じ。赤い実を受け止めて弾けるトコの表情とかいいな。そしてたんぽぽの綿毛。いい歌だなぁ。
スタイリッシュと言えば『ライ・クア・バード』もそうかな。流れるようなメロディーで。鍵盤系で流れるように弾いて作曲した感じだよね。ギターじゃないよな。でもこっちは割と即興的だよな。『アミリオン』は後で形をちゃんと整えた感じはするけど。
たむらぱんの曲て即興的に感じさせるのが多いよな。良い意味で「作りこんでない」というか。イメージをあまり整形せずポンと出して表現してる感じ。料理で「素材を活かして」とか言うけどそういうカッコいいモノでもなく、洗練させる手前のあえてカオス的な仕立てにしてるというか。ま〜要素を盛り込み過ぎてカオスというのもあるけど(笑)。ソコが面白げでクセになる感じでいいんだろうね。