サンデルせんせー。

サンデルせんせーなう。なんか見てるとアヤノコウジキミマロに見えてくる（笑）。あんな大会場で、何千人か聴講生いるんでしょー？漫談状態だよね。聴講生はおっちゃんもいるし、欧米人はもちろんアジア人、人種もさまざま。
ワタクシはサンデル先生の有名な「５人殺すか１人殺すか」という問いへの返答は、どーっっちかしか選択肢が無いんだったら「１人」の方を選ぶね。
電車内で「アブナイ!!!ソコどけ!!!逃げろ!!!」と思いっきしゼスチャーして＆目ぢから＆テレパシーみたいな「見えない力」も最大限に使って、なんとかその１人に気づいてもらう。目から必死に訴えたら、１人ならなぁぁーんとか伝わるカモしれない。可能性があるカモしれない。ちょっとの可能性でもソレに賭けたい。でも５人だと人数多くて全員には伝わらないカモしれない。そうなるとたとえその中の１人とか気づいても、その人が全員に危ない逃げろ！と伝える時間がおそらく無いだろう。ソコでワンテンポ遅れるからだ。
なんてね。
でも昨年から、まぁその前からだけど、こういう「揺るがす」系？奥歯ガタガタゆわす系？哲学的なのが多くなったよね。善と悪を揺るがしたり。川上未映子嬢の『ヘヴン』しかり、映画の『告白』しかり、『ＯＯ　』しかり。たぶん９・１１からなんだろうけど。アレがあってアメリカが自問をし始めたんだろうね。ソコへきてリーマンショックで追い討ちをかけられて、かの国の自信が揺らいできたというような。ワレワレは果たして正しかったのか？ていうね。
まー『ＯＯ』を観れば分かるけど、テロリストにも彼らの「正義」があって、ソレに則って、ソレを守るため行動してるんだろうし、人にはソレゾレの「正義」がある。ソレがお互い相容れない、時には考え・主張が衝突するコトもあるだろう。だからソレはお互いの意見に耳を傾けるしかないんだよな。ソコでなんとかお互いの折り合いをつける、着地ドコロを見つける。ソレしか無いと思う。