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日にちが経ってのDREAM15。

もうとっくに録画してたの観てはいたんだけど、他にいろいろ書きたいコトがあったので、ま〜格闘技はいつも日にち経ってるからいいだろうというコトで(笑)。
水野選手vsメルヴィン・マヌーフ選手。しかし同じライトヘビーとは思えないね。水野選手の方がマヌーフ選手に対して大きく見える。なのでマヌーフ選手の打撃がそんな効いてないというか、、、あーでも効いてるか。ズン!ズン!と。
水野選手は金属バットで殴られてるような感じだっただろう。で、とても耐え切れないからダウン気味に崩れ落ちるんだけど、マヌーフ選手からすればグラウンドよりスタンドで闘いたいだろう。でも勝負を急いだのか、水野選手のグラウンドに付き合う形になったのが運のつきというか。解説の元気氏いわく「マヌーフ選手はスタミナがない」らしいけど、グラウンドで相手と密着すればソレだけでスタミナを奪われるんだろう。
マヌーフ選手にはあまりグラウンドの印象がない。グラウンドに移行する前に、スタンドで1発2発殴り倒すという短期決着のイメージが強い。なので、マヌーフ選手も自分の打撃を凌がれて距離をツブされると不利になるのだろう。だから打撃さえ耐えられれば(ソレでさえ困難だが)、スタミナも無いコトだし、意外に攻略しやすいのカモしれない。ただ力は強いからキメに行こうにもなかなか決められない→苦労してやっと決められた水野選手の勝利、というトコロだろう。
に対して同じくライトヘビーのゲガール・ムサシ選手の瞬殺!あっちゅーまだったな。久しぶりに観たな、あーいうの。フロントチョーク(フロントネックロック)。普通なかなか決まんなさそうだけど、アレは試合開始直後だから汗で滑らずに決まる、というのもあるな。相手の選手がアゴを引いてないのがミスなんだろう。
小見川選手vsジョン・ヨンサム選手。吉田道場勢が里帰り!というコトで小見川選手の試合が観れるのは嬉しい。ただやはり相手のヨンサム選手は韓国の選手なのでタフだよね〜。でも小見川選手は落ち着いてる。アグレッシヴだけど冷静、相手をちゃんと見てるというのが小見川選手の良いトコロだ。ソレは自分の闘い方に自信があるからできるのである。
ただの「荒くれ者」はいらないのだ(ソレも見てる分には面白いけど、おそらく長い間通用しない)。小見川選手の口グセである『くそったれ』な凶暴性をコントロールできる頭。本能を、凶暴性を解き放ちながら、理性で、高い次元でギリギリ制御する術を持つ。ワタクシが総合で観たい1つはソコなのカモしれない。ソレが「人間」としての闘いなのである。
そしてライト級タイトルマッチ、王者青木選手vs挑戦者川尻選手。この試合は昨年の大晦日から流れて今回やっと実現した試合。川尻選手にしてみれば待ちわびた試合だ。長い時間待ちわびて、やっと実現した試合が秒殺で終わる。というのもこういった格闘技の世界の非情さ、無情さだ。
試合後のネット記事のインタビューで青木選手は「すぐに足は決まってた」という。バキバキ鳴ってたと。普通の選手ならその時点ですぐタップしてただろう。けど川尻選手にしてみれば、やっとのコトで実現した思い入れのある試合だからこそ、すぐにタップできなかったのだろうと思う。この日のためにどれだけの時間と労力を費やしたか。ソレがほんの数十秒で無に帰す。
しかしアキレスてのも珍しいフィニッシュだな。藤原組みたいな(笑)。コレもムサシ戦同様、試合開始直後のファーストコンタクトだからこそ決まったのだろう。川尻選手が動きながらも一気に足を抜こうとしたのがマズかったと思う。引き抜こうとする方向でより一層技が掛かってしまう。アキレスてそういう技だ。たぶん青木選手はそういう川尻選手の動きを予測しての技のかけ方をしたというコトだろう。なんとか耐えたトコロでおそらく川尻選手は立てなかっただろう。手応えがあるからアンクルとかヒールに移行もしなかったし。川尻選手は骨折まで行かず靭帯だけですんだらしく「丈夫に産んでくれてありがとう」とネット記事で語ってた。
しかし青木選手は日本に相手がいない。もうアメリカへリベンジのために経験を積むしかないだろ。
菊野選手vsカルバン選手。もうコレは明らかにカルバン選手は菊野選手の三日月蹴りを警戒して腰が引けてる。でも警戒してるにも関わらず三日月が入るんだよな。だから菊野選手も三日月を主体にしたコンビネーションをもっと考えてくればよかったのに。カルバン選手もスタンドだと不利だから、密着して距離ツブすしかない。アレは「逃げ」のグラウンドだよ。組み付いてないと、立たれると自分が不利だから。でもカルバン選手の力が強いから菊野選手も組み付きから逃れられない。ソコで点数の差が付いたな。もうちょっとだ菊野選手。カルバン選手は三日月が分かってても防げないのだから、次やれば勝てるぞ。
石田選手vsDJ選手。しかし石田選手といい宇野選手といいフェザー級は群雄割拠だな。コレから面白くなりそうだ。とにかく石田選手のグラウンドの圧力がスゴイ。ねちっこい。納豆のようだ。真面目なんだろうなー性格的に。もちろん総合に対しての向き合い方も。完全に相手の体を支配してる。DJ選手もディフェンスするのが精一杯で、いいトコロ無し。ただ石田選手もキメないといけない。ソレがコレからの課題だろう。
中村選手vsカール・アモーゾ選手。中村選手は師である吉田秀彦氏の一番弟子で吉田道場勢の1人。こちらも里帰りだ。身長は低いが、なかなか重いクラスには日本人がいないので、中村選手には頑張ってほしいモノだ。
やっぱりDREAMはリングがいい。たしかにドントムーヴはあるけど、観てる側からすれば観やすいのもあるし、何と言っても「人間」の闘いという感じがする。金網だと「獣」感がしてあまりいい気がしない。ワタクシは何も獣同士が闘ってるのを観たいのではなく、あくまで人間の闘争本能と日頃磨き上げた技術の成果、そのブツかり合いが観たいのだ。4本のロープと四角いリングが危うく一線を越えずに「人間の試合」に仕立ててくれてる、そんな感じだ。
そして青木選手、ご結婚おめでとう!