過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

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 やぎ本。⇒本が大好物なやぎのぢぇーむすくん(a.k.aかたこと)がオーガナイザーを務めるやぎの本棚、略して「やぎ本」。本や本にまつわる情報の紹介。神出鬼没でごくまれに登板します。
 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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 Everyday39(エブリデイ・サンキュー)⇒katakoto cafe、やぎ本。につづくかたこと第3の架空のブランド。かたこと流に「毎日が楽しくなる」新たなアイデアを加えたグッズ関係のブランドです。
 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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 祝☆overcoat’s(オーバーコーツ)再結成記念!!  ワタクシが検索しやすくするため(笑)overcoat’sについて書いたブログをまとめて読めるようにしました。ブログタイトル下のカテゴリー「overcoat’s」をクリックしてね~☆
 ◇最新ブログタイトル◇   『Overcoat's(オーバーコーツ)21年ぶりの新アルバム!『9 numbers,Groovy!』を聴いて。♪♪その5♪♪』 

夏におすすめ??

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買ってからずっと聴いてるCDなんだけど、コレの「発売日」てのが雑誌によってマチマチなのはどういうワケなんだろう?どうやら期間限定と通常価格とごっちゃになってるのかな、みたいな気がするけど。ちなみに期間限定価格¥1980、通常価格¥2548(アマゾン調べ)。
ワタクシは6月のカイロに行った帰りにタワレコで試聴して、3曲目がものすげぇー良かったんだが、ひょっとしたら衝動で熱くなってるだけのカモしれないので「来月のカイロの時に、まだ熱が冷めてなかったら買うコトにしよう!」と。その時にモノがなければソレまでだったというコトだし。で7月、モノがあったので再度試聴したらやっぱり「う〜ん、いいわぁ〜」となり購入。ここんとこ2週間ぐらいずっと聴いてる。ただ雑誌で紹介されてるような「夏にぴったり」的な作品とはちと違うなぁと思う。そういう曲もあるにはあるけど少ないし、ソレばかりがこのバンドの特色ではない。
1曲目は夏にふさわしい爽やかな曲。このバンドはコーラスワークを持ち味にしてるよう。ただボーカルの歌い方がちょい粘っこい。
3曲目『FILL MY LITTLE WORLD』を試聴機で聴いた時、胸をわしづかみされた。こういう「明るいけど切ない人生」みたいな曲にめっぽう弱い。明るいけど切ないというのはピアノの音だ。ワタクシがピアノや鍵盤系が好きな理由てコレ。軽やかなんだけど、その軽やかさとは裏腹な感情が見え隠れする。カフェでボサノバ、というのももちろんいいのだけど、ワタクシならこういう心動かされるようなドラマチックな曲を流したい。『ハチクロ』のキャッチコピーじゃないけど、人と人が恋に落ちる瞬間を自分の店で見てみたい。立ち会ってみたい。出会った頃は何でもなかった他人同士が、やがて同じ席につき、手をつないで店を出てくみたいな。余計なおせっかいだけど、そういう仕掛けを散りばめていきたいと思ってる。淡い期待感。
5曲目の『SEWN』はこのバンドのもう一面側。聴いてると、灰色のイギリスのいつまで経っても晴れない空の下を、淡々と歩いてる若者の姿が浮かぶ。調子付けて、軽く笑い飛ばすよにナナナと鼻歌。でも何も変わらない空と晴れないココロ。我々の日常てこんなものだ。何か鬱屈して煮え切らない日々の中を歩いてく。たまにキラっとした日もあれど、ソレも長くは続かない。そういった希薄で虚ろで、儚くも脆い日々を抱きしめ生きていく。
今までのは「陰鬱」だったけど、6曲目は「暗い」。ウィーザーみたいに。こういう基本暗いのはあんま好きくないんだよな。あくまで明るさの中に暗さがあるから切なさになるんだし、ソコにココロが動くワタクシの場合。
7曲目はなんだか演歌ぽさを感じるんだよなー(笑)。ミョーにコブシが利いてたり。なんか外国の人が日本の演歌を解釈して唄ったらこんなんなる、みたいな。タタミかけてまた元にもどるとこも好き。後の方で琴みたいに聞こえるとこもあるし、明らかに意識してるんじゃないの、というよな琴音。
8曲目『LOVE IT WHEN YOU CALL』。世界はソレを愛と呼ぶ(カタコト的翻訳。合ってるかは検証しない。ただちょっとサンボマスターぽいな:笑。呼ぶんだぜ!みたいな。)。コレはたぶんCでめっちゃ明るい。イントロがヴァン・ヘイレンみたい。もしくは「かっこインテグラ」(古っ)byマイケル・J・フォックスみたいな、ジスイズ80年代、ザ・80年て感じ。コレも大好き。ア〜アアアーア、ハイヤ♪人生賛歌。喜びの歌。最後のギターソロ→キーボードもまたよし。
10曲目は聴いてるとヘイジュードみたいに思える。静か目抑え目に始まりだんだん盛りあがって狂い咲き。ビートルズのディアプルーデンス的浮遊感。
11曲目『HELCOPUTER』はな〜んか聴いてしまう。好きなのかなぁー。あんまり好きと認めたくないなー(笑)。でも低音がスパイスになってて、ソレが耳についてクセになるのはたしかだし、な〜んか全体的に古臭い(笑)コレをわざとやってるのか天然でやってるのか判断できない。かなりきわどいセンスだなぁー。微量ながらクイーン的お腹いっぱい感もあり。ふせって地面を叩きながら泣き叫んでる感じ。ひどいやひどいやーでも可。決め手は最後のギターソロがハードロック!背中合わせでもたれかかりながら弾いてるような。ワザとだろコレ!ていう(笑)好きだなぁーくやしいけど。ダサいなぁー。
③⑤⑪と並べると、とても同じバンドがやってるとは思えない並びだけど、明るい曲は③⑧と①の全12曲中3曲。③を試聴してこういう色をこのバンドに求めたワケなんだけども、思えば日常生活てこんな明るいばかりではないし、むしろこのくらいの割合が普通なんだと思う。日々の生活の中で思う様々な思いは、吹けば飛ぶよな希薄さだけど、そういううすもやと共に生きてるなーというのを、このバンドのサウンドから感じた。英語ワカンナイからあくまでサウンドからの感想でしかないんだけど、⑤なんかは特に。生活のリズムにリンクしてる。だから毎日聴いてられるのかな。慌ただしい時に聴くよりも、少し頭と耳が集中できるような、心おだやかな時に聴いた方がいいと思う。