過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

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お楽しみはこれからだ!!

なんかねー、帰り道に月撮ろうとしたんだけど「NICE STAGE」てあったんで(笑)。おあつらえ向きだ!こりゃいいや〜てんで撮っちまった。まさにナイスステージだったよ。ちなみに右の点が月。
昨日、渋谷O−Crestで橘いずみのワンマンライブ『ここにいる ここにある』を観たんだけど、大きく分けて思ったコトが3つあるんだな。1つは、我々はちょっと時間に捕らわれ過ぎてないかい?というコト。たしかに人というのはつまるトコロ記憶と期待(希望、というよりは期待)で生きている。過去を引きずって、未来をなんとなく期待して信じている。「時間」ていうつかみどころのない、人間がつくった概念に縛られ過ぎているなぁ、と。今ていう「点」を生きる、というコトだけを考えれば、過去とか未来とかいう時間軸はかんけーないなぁ、と。そんなに捕らわれるコトもないんじゃない?とね。
でもそーいいながらも自分で作詞作曲をする歌手てのは、過去の記憶を引っ張りだしたり、未来の希望を唄ったりせにゃならんトコロがある。モノスゴイ矛盾なのカモしれないけど、でも結局は過去や未来を唄うコトによって、今という時が浮かび上がってくるんダナ。
過去や未来に思いを馳せる。でも「馳せる」ていう行為は、ソレができる「今」があるから馳せるコトができるんであって、「今」という時そのものはまだ意味を持ってない、少なくとも意味に気付いてないワケだ。せいぜい感覚でしかない。意味なんて後付けでしかない。
ワタクシがヘッダにも掲げてる「ムダなコトは1つもない」というのは、多分に希望を込めて掲げている。そーなったらいいな、ていう。だからまだ過去の事柄の中にはムダだって思うコトはたくさんある。ほとんどムダでしょー(笑)。作詞したりする過程で、過去に作った歌と今の想い・考えてのはまたちょっと違うてのもあるだろうし、過去の傷に触れたりヤなコトも思い出したりあるだろうけど、でもやがてはその無数にも分かれた枝葉が1つに収束してくる気がする。ムダだと思ったコトも、ソレを経験してなかったら分からなかったコトなのカモしれないし。ソレらも全部含めて結局は今の自分を形作っているモノだし。別に愛さなくてもいいけど、捨てるコトもないカナ、ていうそんな感じ。逆にそーいう経験を「歌」というモノにパッケージングして作品として残しておける、というのはソレは才能だし、羨ましいコトだなと思う。
も1つは、最近のライブレポをWEBで見てて、あの時のいずみさんの顔だなぁ、とか思う画像があって。たぶん過去の曲を演ってる時なんだろーな。その時その時の想いが甦って顔にでてくるんだろうな。両の瞳は「その時」を見ているんだろうけど、身体はここにいる、みたいな。観てるこっち側はその瞳を見てるんだ。遠い目をしてるなぁ。客観的に見てるんだろうけど、よーやっと客観的に自分を見れてるのかなぁ、なんて太陽とか唄ってる時思ったり。今は30半ばだけど、ライブて24才の顔、27才の顔とか、もちろん今の進行形の顔も出てくる。10年以上もやってるとそーなってくるんだろうね。厚みというか蓄積されたモノが出てくるというか。
そんなコトを思っててソレを確認しようとライブに臨んだんだけどさぁ、「ORANGE」の時にいずみさんの過去の映像がフラッシュバックで映し出されてさぁ(今回会場の右の壁にプロジェクターで映像映してたのね)、もービックリだよ!うわぁー、想ってたコトが具現化してるぅぅ〜!もーこの上ないな〜、て。めっちゃビンゴやん。しっかりキャッチしてたんだなぁ、て。感動ですよ。
で人が打ち震えてる時に「ORANGE」でシャララララ〜てトコあるでしょ。アレのコール&レスポンス大会になんだかなっちゃって(笑)、しかも女子(あえてこう表記しときます)の声が聞こえないもんだからいずみさん、女子限定でマイク向けて「シャララララ〜♪」。しまいにはナシモトさんばりにワタクシのとなりの、柱にもたれかかってる女子やら、ソコココにいる女子らにステージから駆け出さんばかりにピンポイント攻撃(笑)。シャラララ部の部長かよ!と思ってしまった。部活のイメージ(笑)。ヒトが感動してるのにぃ、ハハハ。でも今思えば真空パック症であんだけはっちゃけキャラやってたりするいずみさんだから、全然ありだね。でもさすがにみんな「いーかげんにしろよ!」て感じだったナ(爆笑)。まーワンマンだから!てコトで。
あとはアンコール前に演った「TOUGH」。自分の中にほんの一握りの、コレだけ!てのがあればあとは骨でも肉でも食らえていう、そーいう歌だけど、つい先日きんぱっつぁんの再放送できんぱっつぁんが、「大切」というのは大きく切る、自分の身が切られても、引き裂かれても守るてコトが大切ていうんだ、と言ってた。まさにそういう歌。でもワタクシはもう1つ上げめのイメージで、もーなんでも自分を通過していいんだ、ていう。自分の身体が「身体」という物質・固体ではなく気体というか、エネルギー体みたいなイメージで、なんでもかんでも透過しちまいなさ〜い。でも真ん中には赤い宝石みたいなコアが1つボーっと輝いて浮いてればいい、みたいなそんな絵が浮かんだ。
車なんかでもそーだけど、ただ固いだけてのはある方向から力を加えればモロいモノだし、加えられた衝撃をモロに受けるコトになる。じゃなくてどっか緩める。力緩めて柔らかくしとくコトによって、ソレがホントの意味で「タフ」て言うんじゃないのかなぁ、て思う。物事にこだわらない、ていう。身体も頭も心も柔らかく。まぁなかなかできるもんじゃないけどねぇ。
橘いずみはコレから面白くなるな〜て思ってたですよ。やっと人に向けて唄うようになって、12年?13年?のキャリアでしっかり土台ができたワケじゃない。てコトは聴いてるこっち側にしてももー橘いずみてモノが浸透してるワケだ。てコトはもーなにやってもいいじゃない!恐れるコトはない!迷うコトもない!まだ20代は楽しむ余裕がなかったでしょ。真っ只中だったから。コレからが「橘いずみ」をいずみさん自身楽しめる、そんな時期がやっと来たんだと思う。映像のラストにそんなメッセージがあって「あ、解ってんだ!」と思った。よしよし、と。むしろ待ってましたじゃないんですか?泣いて叫んでた時、こんな日が来るのを心待ちにしてたはずでしょ?だったら今日がそのスタートだよ!コレから自分の世界内外の人たち、いろんな人から刺激をもらって、そーすればたぶん一生楽しめるはずだよ、と。今という「点」でしかない一瞬が無限大の世界に広がるんだよ!自分を道具箱、おもちゃ箱、宝箱みたいにして楽しんで、自分を思いっきり遊ぼう!とね。こっちは受け入れ態勢万全だから!
で、そんな世界の住人にもーすでにお一方、ヨシノモモコ嬢というレジェンドが(笑)、リビングレジェンドがいます。ワタクシがヘッダに掲げた音楽人4組には意味があります。一見音楽に対するベクトルがバラバラな4組ですが、新生橘いずみ第1弾『belly button』を聴いた時ワタクシは「おっ!こっち側に来たな!」と思いました。音楽的に交わるコトもない、と思ってたのがひょっとしたら交わる可能性が少なくとも出てきたな、そんな予感。だからワタクシの中では、その時すでにベクトルはそろってました。
ワタクシはある方に言います。見てるかワカンナイけど(見てねーか)。いずみさんはライブが始まる時「みんなソレゾレで楽しんで」というようなコトを言いました。みんな自分が好き勝手に自分のペースでライブを楽しむ。ソレでいいじゃーあ〜りませんか。ソレで自然発生的に、目に見えて分かる形で盛りあがってなくても、人ソレゾレの表現の仕方でしっかり楽しんでますよ。まわり見たらみんな目が輝いてました。ソレでいいじゃないですか。ソレよりもあなたも同じくらい「厚み」あるでしょ。もったいないよ。ソレを叩き台にもっと遊べるじゃん。たしかに先手か後手で行ったら後手なのカモしれないけどさ(笑)。でもソレができる位置にあなたは居るんだから。
欲を言えば、設備的にステージと客側の右サイドに映写、ではなくてステージのバック(つまり演奏してる後ろやね)に映写できるといいんだけどな〜。お客の頭で画面の下の方が見えなかったりするし。演ってる側もみんな映像見てて、演奏してるのにどーなの?て思うし。せっかく唄ってるのにとか。でもプロジェクターだと映し出す距離いるしなー。だからでっかい液晶ディスプレイとか(無理難題を言う)。まーそんなんもあるけど、文字通り「素晴らしかった」。さすがワンマン。5、6曲やるより突き抜け方が2段階も3段階もちがう。橘いずみのライブでこんなハレバレするなんて。もー橘いずみはギター持って歌えば、ソレだけで充分説得力ある存在ですよ!大丈夫!もーなんも心配すんな!
いつかドリームチーム見れるかなぁ〜。
ココを見てくれる人のために、ライブで演った曲書いておきます(曲順はあやふやです。すまん。)
〜『ここにいる ここにある』イメージ映像5分ほど〜
①新曲(?:たぶん今回のライブタイトルと同じ曲名)②アドバイス
③アオの空 ④祈り(て歌あったっけ?願いだっけ?ソレとも新曲??)
あと太陽、銀河(満月と夜空の映像と共に)、生活、失格、ゼッケン5、平成、WINDOW、SHOOTING STAR、ORANGE(いずみちゃんのプライベート的な映像と共に)、プラズマ、Hello,Hello、TOUGH
アンコール:しあわせ、サルの歌、最後にちょこっと映像。
過去の作品たちはまるでハタ織りみたいな、そんな感じの音でした。アコギの弦の金属的な音と、木の温もりが伝わる温かみのある音とのセッション。
「平成」はCDしか知らない人は、CDのとは全くノリが違います。みんなノリノリでこのへーせーの世を笑い飛ばして唄ってます。曲名を並べると、ばあちゃんに未来の自分を重ねてみる歌ゼッケン5とか時間をいったりきたりしてるのが良くわかるよね。そんなライブでした。