中華の法則。
ワタクシには中華の法則というモノがある。ワタクシのバイト先はハンバーグ、スパゲティ、グラタンから焼きそば、ラーメンと何でもござれな店で、持ち場もオーブン前、真ん中でフライパンをあおる、中華と3ヶ所ある。ワタクシがバイトに入ると基本的には中華&洗い場(となり合ってるので)なんだが、チーフやらいつもいる人らによると、ワタクシが入る時と入ってない時では明らかに中華のオーダーが入り具合が違うらしい。らしい、というか「のだ」なのだ。
バイトを始めた当初からナントナク自分自身気付いてたんだが、しばらくしてソレを言われてやっぱそーなのか、、と思った。大体ワタクシが中華に入ってる日の朝一発目は「五目焼きそば」で、ソレから12時までの1時間は7割がた中華だ。
たしかにその日の傾向というのはある。例えば給料日過ぎ10日ぐらいは単価が少々高めの季節スパ¥980、季節オム¥980なんてモノが出まくるし、逆に給料前はバーラン(ハンバーグランチ)、トマスパ(トマトスパゲティ)とリーズナブルな単品モノが出る。天気や気温によって寒ければグラタン、今時分はつけめんが出てそんな日は「つけめん大王」である。ただラーメンは暑い日寒い日かんけーなく出る。「行列のできるラーメン屋」である。
そーいう陽気や経済的な影響もあるが、ウチは幅広くやってるため、ワタクシがお客さんとして考えてみると、あんまりいっぱいメニューに書いてあっても全部見るのはメンドくさいだろし、そーなるといつもの決まったヤツを頼む人もいるだろし、決まった3品ぐらいをローテーションでじゅんぐりじゅんぐり回して頼む、というコトも考えられるし、あとメンドくさいからあの人の食べてるヤツ、とか今運ばれてるヤツ、とかまわりとおんなじモノ、とかも考えられる。実際今まで中華の時代(中華が出まくってる時の呼び名)だったのに、ある時をきっかけにバーランが続いたり、スパゲティが続いたりする。ああ、ずーっと中華がとぎれない時もあったな。伝票に何かしら中華モノがあるのである。ソコは天気以外の全く予想つかないお客さんの気分的な部分で、飲食店のムズカしいトコである。
ただワタクシの場合は最初タマタマだろーと自分でも勘ぐってたのが、あまりの高打率ぶりに確実に「1つの存在する力」と認知され、まわりがワタクシを鉄人呼ばわりするようになる。その内にチーフや長く勤めてるデシャップの人まで「中華レストランやったらー?」「やるんだったら雇ってよ。オレ準備だけしとくからー」とか茶化すよになる。最初はオイオイと思いながら受け流してたんだが、前に書いたおーきなウネリによりソレも10%ぐらいは本気だったのカモナ、、なんて思うと少々コワカッたりもするんだが、、。