私の前を通りすぎて行った物件たち。
ザッと計算したんだが、人間は時速4kmで歩く。そしてワタクシの歩幅を60cmとするなら、ワタクシは駅まで片道30分を往復歩いてんので、4km÷60cmで6666、、。1日最低7000歩は歩いてるコトになり、さらに×365日で約243万、3年で約729万。1千万は歩いてるんだろなぁ。
てなわけでこの「1千万歩の男」がテクテクキョロキョロと探した中には「ココで決めようかな」と思った物件もいくつかある。こっぱずかしい表現だが、物件探しとはある種「恋愛」にも似て、ココいいなぁと思ったらあれこれイメージを高めて鮮明にして行く(コレが一番楽しい)。ソレがその物件の思い入れにつながる。でも次の日に電話するともーすでに契約済みだったりして、ジェットコースターどころではない急転直下バンジージャンプな一喜一憂、なんてコトも多々ある。だけどいつまでも「およよん、、」とウチヒシガレテばかりもいられないので、鮎原こずえのごとく「こずえ、負けない」と瞳キラキラさせて立ちあがるのである。すると次の日、またイイ物件が見つかったりしてホクホク顔になる、と忙しいコトこの上ない。
一時期、地元でカフェやりたい!という熱がかなり高まってて、去年8月の1ヶ月間、かなり本気で話を進めてた地元の物件があったが、ソコはワタクシの知識不足で、見積もり額が予算の2倍になってしまいやむなく断念した。地元は静かなトコで、カフェみたいなくつろげる店が1件も無く、人口とかの資料も調べて「なんとかやれるかな」という算段も立てたんだが、今は「やっぱやらなくてよかったね〜」と思う。甘ちゃんだったのだ。そんな「やらなくてよかったね〜」な物件が3、4件ある。
でもコレだけ物件を見つづけてるとサスガに眼力もついて、「あ、ココ自分はやらないけど、誰かやらないかな」「誰かやるんだろな」と思ってると何ヶ月後にカフェとかバーになっている。ただ「自分はやらないけど」と書いたよに、やっぱそゆ店は苦戦してるみたいだが、、。その眼力はあまり根拠のない自信ではあるが「そろそろやってもいーんかな」と思える理由の1つではある。