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Overcoat's(オーバーコーツ)21年ぶりの新アルバム!『9 numbers,Groovy!』を聴いて。♪♪その1♪♪ 

recordstoreday.jp

ひっさびさのレコード購入なので、帰る時も袋に入ってるレコードをヒザで蹴飛ばしたりとかどっかにぶつけたりしないよう気にしながら、しずしずと運搬。CDだとカバンの中にポンと入れておけばソレで済むけど、こういう気遣いすら「レコードを購入する、扱う」という行為の1つに含まれる。不便ではあるけど悪い気はしない。

どこにもぶつけず、無事に家まで運搬完了。(ココから先は『孤独のグルメ』調→)さっそく親から譲り受けたオンボロのレコードプレイヤーを引っ張り出し、セットする。久しぶりに動かすから果たしてちゃんと聴けるかしら、、?スピーカーの配線をしてコンセントを差し電源ON!33回転につまみをひねる、と。アームを動かすとターンテーブルがごうんごうんという微かな音を経てて回る。うん、回るのは問題ない。ココで買って来たレコードを丁重に取り出す。しばしジャケットを眺める。そして、お、歌詞シート?付いてるじゃん。なんだドラさん「うろ覚えで構わない」とかいうから付けないのかと思ってたけど。さてさて、レコード。どうやって触ろうかな?久しぶりだからどこを持っていいか躊躇するな、、。結局盤の端と真ん中のラベルが貼ってあるトコロでレコードを支えるコトにする。盤面を見ると、いくつかひっかき傷が目に入る。。コレはどうなんだろ?音に影響しないのかな?みんなこんなモノなんだろうか、、。ま、いいやとターンテーブルにレコードを乗せる。アームを動かし、針を静かに落としてみる、、、

音が小さい!!笑

どうやらスピーカーが死んでるらしい。。たぶん端子の金属部分が錆びて接触が悪いのと、もしかしたら中の配線もどうにかなってるのカモ。ときおり音が復活するけど雑音がひどい。。でも音が小さいながらも聴けるは聴けるので、思い切ってスピーカーは外すコトにした。

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アルバムについて思ったコトを書こうと思うんだけど、聴くまではA面B面、収録されてる曲の順を追って書くつもりでいた。けどどうもそういう感じじゃないほうがいいみたい。すでに音源があってライブでもおなじみの曲たちと、今回のアルバムに新たに収録された曲たちとに分けたほうが書きやすいかなーと思うので、そんな具合に分けて書くコトにする。

まずはA面1曲目のDays、2曲目のRingin'Life、3曲目Catch Me,Catch Me、そしてB面1曲目Sunshine Bluesについて。この4曲はすでにライブでもおなじみの曲で、Catch Me以外は必ずといっていいくらいライブでやってくれる。

時系列順にするとSunshineが一番歴史があるのかな。ワタクシの知ってる中では4曲入りのCDマキシに収録されてるバージョンが一番古い(もしかしたらもっと以前の自主制作カセットテープとかに収録されてるのカモしれないけど)。1stアルバム『Awesome☆』に収録されてるバージョンのは、ヨシノモモコ嬢のレーベルからヨシノさんの手によりプロデュースされたアルバムなので、この曲に限らず全体的にヨシノカラーが出てる感が今聴くとする。ソレとオバコの4人が当時20代というのもあって、若さというか、よりテンポ速めの疾走感が強調された曲になってる。もちろんワタクシはコレはコレで大好きだし、このアルバムも大好きである。ワタクシにとってSunshineといえばこのバージョンだったけど、でもCDマキシに入ってるバージョンのもアレはアレで好きなのだ。ひょっとしたらこちらのほうが古い分オバコの原曲に近いのカモしれない。そして2006年、彼らの解散の年にリリースされたCDのバージョン。この2006バージョンが今回収録されてるのだけど、今回のアルバムのためにリマスタリングされている。

ワタクシは今までこの「リマスタリング」というのがイマイチ分からなかった。何のためにこの作業をするのか?ただ以前に収録した音源の発売当時から時が経ち、演奏する本人たちのレベルも上がってるし、テクノロジーの発達もしてるから、今の技術力でもって今の自分たちがより納得する音に仕上げようという意味「だけ」だと思ってたけど、どうもソレだけじゃないんだろうなぁと思った。

もちろんそういった意味もあるんだろうけど、アルバムというのはソレ1枚で「1ヶの作品」でもあるワケだ。今回でいえば1曲目から始まって、A面B面合わせて9曲で終わる。この曲の並びと全体の流れで「1つの組曲」のような意味合いがあるんだろうな。アルバムというのはそういうモノだとワタクシは思っている。そういった解釈をすると、時間軸バラバラにリリースされた曲たちを「このアルバムの中の1曲」にするためには統一感が必要になってくるんだろうなと。1ヶの作品としての統一感、一体感のためにリマスタリングという作業をするコトで「ソレゾレの曲のクオリティを揃える」んだろうな。「リマスタリング」とはそういう作業なんだろうな、ということに今回聴いてあらためて気がついた。コレはスピーカーが死んで、回ってるレコードに耳を近づけて聴いてたから、逆に気が付いたコトでもある笑。

だからCatch Meは『アンダーフラワーフェス』のコンピCDにも収録されてるんだけど、そういう理由からなのだとしたら、コンピCDに収録されてるのとはリマスタリングがちがうのも頷ける。前まではこういった再収録曲に対して「なーんでイチイチ手加えるんだろ?」みたいに思ってたけど、今回の「『アンダーフラワーフェス』のコンピCDの中の1曲としてのCatch Me」と「オバコのアルバムの中の1曲としてのCatch Me」とは意味合いがまったく違うから、むしろ手を加えなきゃおかしいぐらい!の話なのだ。なるほどなぁ勉強になるわ~笑。

で、なんでこのコトに気がついたかというと、スピーカーレス笑のレコードプレイヤーに耳を近づけて注意深く聴いてたからで、まずはじめに「シャバオさんのギターが活きてるな~!」と感じたからだ。音についてはまたこの後まとめていろいろ述べたいと思う。

つづく