過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
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 やぎ本。⇒本が大好物なやぎのぢぇーむすくん(a.k.aかたこと)がオーガナイザーを務めるやぎの本棚、略して「やぎ本」。本や本にまつわる情報の紹介。神出鬼没でごくまれに登板します。
 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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 Everyday39(エブリデイ・サンキュー)⇒katakoto cafe、やぎ本。につづくかたこと第3の架空のブランド。かたこと流に「毎日が楽しくなる」新たなアイデアを加えたグッズ関係のブランドです。
 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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 祝☆overcoat’s(オーバーコーツ)再結成記念!!  ワタクシが検索しやすくするため(笑)overcoat’sについて書いたブログをまとめて読めるようにしました。ブログタイトル下のカテゴリー「overcoat’s」をクリックしてね~☆
 ◇最新ブログタイトル◇   『Overcoat's(オーバーコーツ)21年ぶりの新アルバム!『9 numbers,Groovy!』を聴いて。♪♪その5♪♪』 

心の底からありがとう!!その4(2022年1月15日@吉祥寺CLUB SEATA 『アンダーフラワーフェス』)

3曲目のHorobashaが終わった後MCで、ショーゴさんが「再結成するからには本気でやる!」と言っていた。ワタクシもドラさんから事前に「解散する前よりも気の入り方がちがう」「やるからには本気で!」というようなコトは聞いていたし、会場内でコウゾウさんに声をかけられたときも「解散はもうせえへんから」と言われた。シャバオさんも同じ気持ちなんだろう。今回の「本気」というのは、メンバー内で共有されてる意識のようだ。

じゃあ解散前の活動が本気じゃなかったのか?というと決してそういうワケじゃないとワタクシは思う。「前(解散する前の活動)はレーベルに敷かれたレールの上をただ走ってればよかった」と。プロモーションやおそらくいろんな雑務系は全てレーベルおまかせでやってもらえるから、自分たちはただただバンド活動してればよかった、というような話を先日ドラさんから聞いた。「でも今は、地元のレーベルに一応所属という形はとってるけどソレは形式的なモノで、自由にやらせてもらえてる」と。自由というのは、ウラを返せばプロモーションなど何から何まで自分たちでやらなければならない、というコト。でも自分たち次第でもあるから、今はソレが楽しい、というコトを聞いて「なるほどなぁー」と思った。

若いときは当然「若さゆえ」の視野の狭さがあるし、人任せで見えてなかった部分もあって、ソレはソレで純粋に音楽に打ち込めるという環境の良さがあるとも言えるけど、今は自分たちで全て1から作り上げてるから、苦労もあって大変だけど楽しいんだろうな。

確実に昔より歳を重ねて、ソレゾレちがう場所でソレゾレの仕事があってソレゾレの生活がある中から、さまざまなアレコレを調節しながらなんとか時間を捻出して、やっとこさ4人がスタジオに集まって音を鳴らすワケだから、そりゃ密度の濃いぃ練習にならざるをえない。スタジオで練習する数時間はやるコトがいっぱいだからみんな必死だという。時間が無いから、4人で合う機会が少ないからこそ、「せっかくやるからには本気」になるし、単なる昔の焼き直しでは終わりたくない。ただ「昔のオーバーコーツ」を再現するだけなら、何度かやればお客さんも本人たちも満足して納得して終わるコトもできるだろうけど、ソレだけだとノスタルジィーだけだ。「過去のオーバーコーツ」を尊重しながらも、その上に今の自分たちを上乗せしていって、新しいモノを作り上げる。自動車でいうトコロの、単なるマイナーチェンジでは終わらない。ソレこそフルモデルチェンジ、またはまったく新しいバンドとして生まれ変わるぐらいの勢いであり意気込みで臨んでるのが、2022年のovercoat’sだ。

今の若い人たちのバンドの意識というのをワタクシは知らないけども、話を聞いてるとオバコ世代や前の世代のバンドというのは他のバンドへの対抗意識が強かったよう。ワタクシはソレは関西圏、というか神戸界隈独特のバンド意識?とか思ったりもするんだけど笑、なんとなくそのへんに「昭和」を感じさせるような精神性もあったりして、オバコの先輩バンドなどからそういった意識の影響が脈々とオバコにも受け継がれてるんだろうな、と思った。バンドのキャラには一見似合わなさそうな「本気」というワードが出てくるのが、ワタクシには意外でもあったし、だからこそ「気合いの入り方がちがうな」と。あのドラさんがオバコの話になると「こんな熱い人だったの?!」と気迫にやや怯んでしまった笑。

MCが終わって、4曲目は待望の新曲だ!ショーゴさんの後ろにあるホワイトボードの「マ」はマイケルの「マ」で、メンバーの間ではマイケル(仮)と呼んでたよう。4月の23日に発売が決まった今回MCで言ってたレコード(アナログオンリーだって!)に収録されてる「Such a Groovy Night」。歌う前ドラさんは恥ずかしがってたが、でも「新しい曲やります」とは言ったけど、そん時曲名も言ったかな??コレはHPに書いてあったの拾ってきたんだけど、、。あーこういうタイトルだったのかていう笑。

はじめて聴いて、60年70年代の古い曲調の、、全然ジャンルとかわかんないんだけどさ、昔ながらのアメリカとかを感じさせるような、オーソドックスなよく耳にするノリの曲調に、オバコ史上初という日本語詞(!)の歌が乗っかる。でも聴いた感じ日本語日本語してなくて、コレもオバコの特徴である(というかドラさんの作風か)詰めこみがちな歌詞なので、パッと聴いた感じでは英語ぽく聴こえなくもない。でもよく聴くと日本語だーて気づくぐらいの感じ。なのでそんなに違和感は無い。事前ネタバレ情報として日本語詞てのだけは聞いてたけど、こういう新しい試みはどんどん試していけばいいと思うな~。そしてこの曲ではドラさんはギターの代わりにタンバリンを叩いてる。コレもいいね~。てか後でやるLonelyでもキーボードだし、ドラさんどんどんギターから離れてってない??笑。キーボードでもタンバリンでも日本語詞でも実験的にどんどんやればいいと思うよねー。ソレが令和のovercoat’sだし、そういう試していった中で定着していけば。

5曲目6曲目はRingin’LifeからのDaysという鉄板の流れ。去年のKneveのライブを配信で観てから、もうDaysのブレイクした後いっせいに演奏♪ていう箇所も安心して聴けるようになった。ココ合うと気持ちいい~~!以前はなかなか合わなくてね、、気持ちわるかったす正直笑。

2回目のMCをはさんで、7曲目Lonely Lonely Boy。去年のKnaveからのキーボード導入@ドラさん。そしてラスト8曲目On My Way。このOn My Wayあたりで、なんかやーーっとカタさが取れて本調子になったかなーと思ったら、もう終わりだった。あっという間の30分間全8曲だった。